【東京農業大学第三高等学校附属中学校】11/4(土)全校生徒が「第46回日本スリーデーマーチ」に参加しました。
20㎞の距離を歩きながら、東松山市の自然を感じ、地元や海外の方との交流を楽しみました。
2023年11月3日(金)~5日(日)に埼玉県で開催された「第46回日本スリーデーマーチ」。東京農業大学第三高等学校附属中学校(東松山市)の全生徒180名は、11月4日(土)の日程に参加して、全長20キロの「吉見百穴・森林公園ルート」を歩きました。
「日本スリーデーマーチ」は、埼玉県東松山市を中心とした自然豊かな比企丘陵を会場に、11月初旬に開催される、日本最大級の国際ウォーキング大会です。毎年海外からの参加者も多く、今回の総参加者数は3日間で5万人を超えました。
美しい自然と秋の移ろいを感じながら、地元東松山市の魅力に触れるという目的のもと、農大三中の生徒たちは、2009年の開校以降毎年学校行事の一つとして参加しています。それ以前は農大三高の1年生が1985年の開校以降毎年参加しており、2017年の第40回記念大会においては、東松山市から感謝状が贈られています。
当日、生徒たちは8時30分頃学校に集合。「Let’s have fun together!」「最後まで、歩く!頑張る!」など、思い思いの意気込みを書いたゼッケンを装着し、9時頃1年生から順に出発しました。この日は例年と比較して暖かく、最高気温は25℃とウォーキング日和。生徒たちは軽い足取りで、歩みを進めました。毎日東松山駅から学校に通う生徒たちも、いつもと違う風景が新鮮らしく、周辺の住宅街の中に、吉見町名物いちごのハウスを見つけたり、どんぐりや栗を拾ったり、コスモスの咲いた道や稲刈りを終えた田んぼの畦道を通ったりと、小さな発見や景色の変化を楽しんでいる様子でした。
10時30分頃、公式チェックポイントである「東松山ぼたん園」を通過し、12時前には昼休憩地点である「国営武蔵丘陵森林公園」に到着しました。ここまでで、コースのおよそ7割を歩いたことになります。秋晴れの空の下、持参したお弁当を食べながら会話を楽しんだり、芝生に寝ころんで休憩したり、元気の有り余る生徒が走り回る姿も見受けられました。
1時間ほど休憩し、13時にはウォーキングを再開しました。少し疲れも見え始めましたが、ボランティアの方と給水所で会話を楽しんだり、美味しいプリンをご馳走になったりと、地域の方々との交流を通じて元気を取り戻している様子でした。大きな声で挨拶をし、気さくで明るい姿を見せる生徒たちは、他のウォーカーからも暖かな目で見守られ、また生徒同士も声を掛け合いながら、ゴールを目指して歩き続けました。
15時頃、無事に全員がゴールし、完歩証を受け取りました。生徒たちからは「班の友達と話しながら、楽しく歩くことができた。途中お互いに声を掛け合って、更に結束が強くなった気がする」「これからもたくさん歩いて、そこで出会う人との縁を大切にしようという気持ちになった」といった感想が寄せられました。
2学年担任の佐藤茜教諭は、「昨年と比較して、参加生徒全員が目安に設けた6時間以内にゴールできたことに驚きました。体力が向上したこともありますが、班で声を掛け、励ましあいながら歩けたところに成長を感じました。2年生の中には、海外の方に積極的に声をかけ、楽しく会話できた生徒もいたようです。日々の英語教育の成果でしょうか」と笑顔で話してくれました。
また、翌11月5日(日)には、東松山市内の各中高の吹奏楽部と、一般市民の吹奏楽団の方々が、各所で歓迎演奏を披露。農大三高・三中の吹奏楽部も参加し、スリーデーマーチを盛り上げていました。
取材・撮影:学校法人東京農業大学 初等中等教育部(TEL:03-5477-2391)