大阪大学とサントリーグループは、使用済みペットボトルを新しいペットボトルに再生することを目指す「水平リサイクル」と、資源循環やプラスチックリサイクルに関する教育啓発についての連携を開始します。このような連携は国立大学とサントリーでは初の取り組みです。
大阪大学とサントリーグループは、プラスチックリサイクルや資源循環の分野で連携の取り組みを開始します。
連携の大きな柱は二つあります。一つ目はペットボトルの水平リサイクルに関する協力です。現状、国内で回収されたペットボトルの多くは、ペットボトル以外のトレイや繊維に再生され、また、焼却処分されるなどして、ペットボトルに再生されるのは全体の30%程度※(2022年度実績)となっています。
使用済みペットボトルを新しいペットボトルに再生することを「ボトルtoボトル」水平リサイクルと呼び、サントリーグループを始め各飲料メーカーが普及に取り組んでいます。
※出典:PETボトルリサイクル推進協議会 年次報告書2023
今回の取り組みでは、大阪大学のキャンパスで回収されたペットボトルをサントリーグループの飲料用ペットボトルに再生することを目指し、昨年11月から大阪大学の箕面キャンパスで先行して取り組みを開始しました。本年4月からは、吹田キャンパスと豊中キャンパスでも開始を予定しています。
また、ペットボトルの水平リサイクルの普及啓発のため、サントリーグループと連携し、オリジナルデザインのリサイクルステーションを箕面キャンパスの2か所に設置しました。これは、水平リサイクルを進めるため、ペットボトルのきれいな分別回収を学生・教職員に呼びかけるツールになります。このリサイクルステーションは、今後学内への設置を増やして行く予定です。
連携の二つ目の柱は、資源循環やプラスチックリサイクルに関する教育啓発です。サントリーグループと大阪大学は、両者が協力して、シンポジウム、セミナー、講義等を通じて様々な取り組みを行うことを計画しています。
大阪大学とサントリーグループは、プラスチックの循環推進と温室効果ガスの削減を通じて持続可能な社会を実現するため、今後も緊密に連携を行って参ります。
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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