パナソニック 新機能で会話がより際立つ耳かけ型補聴器「WH-R59」発売
次世代無線通信技術「LE Audio」対応の最上位モデル
パナソニック補聴器株式会社(東京都品川区、代表:片山 崇)は、「聞こえの進化で人とつながる」をコンセプトとする耳かけ型補聴器「R5シリーズ」から、会話音を際立たせる新機能(ボイスフォーカス)を搭載した最上位モデル(WH-R59、以下本製品)を2月22日に発売します。一般社団法人 日本補聴器工業会の調査によると、国内の補聴器の普及率※1は15.2%と、欧米諸国の30~50%と比べても十分とはいえない状況に留まっています。補聴器を使わない理由として「騒音下では役に立たない」「補聴器を使用したことがあるがよくなかった」も挙げられています。
パナソニックは、これらの声を真摯に受け止め、グループで培ってきたオーディオ技術や通信技術を活用して、より使いやすく、聞き取りやすい補聴器を開発。「聞こえの進化で人とつながる」をコンセプトに掲げた「R5シリーズ」を2023年10月に発売しました。同製品は今後、劇場や電車など公共施設での活用が期待されるBluetoothの新規格「LE Audio」にいち早く対応し、テレビやスマートフォン、タブレットなどLE Audio対応機器との接続により、クリアな音声が直接届くという新たな聞こえの提案で関心を集めています。
本製品は、「R5シリーズ」をベースに、会話音や音楽などをよりクリアに届ける性能を高めた最上位モデルです。環境に応じて背面や側面からの音声をカットし、マイクの集音範囲を前方に絞る新機能「ボイスフォーカス」を搭載。リモコンやスマホアプリで使用モードを切り替えることで、騒がしい場所でも正面からの会話がより聞き取りやすくなります。さらに、パナソニック製補聴器として過去最高となる広周波数帯域(~9.5kHz※2)に対応。より高い周波数の音がクリアに聞こえるため、音楽や動画の繊細なニュアンスを楽しむことができます。
パナソニック補聴器は、今年65周年を迎えます。ますます加速する超高齢社会において、確かな技術に支えられた新たな聞こえの体験を創造し、聞こえることの嬉しさと、聞くことの楽しさを提供。人と人との円滑なコミュニケーションのサポートを通じて、より豊かなくらしと社会の実現に貢献します。
【本製品(WH-R59)の特長】
1.新機能「ボイスフォーカス」で目の前の相手との会話が聞き取りやすい
後ろや横方向からの集音をカットして前方に絞り、正面方向の音を際立たせる「ボイスフォーカス」を初めて搭載。駅の雑踏や飲食店などでも周囲の雑音を抑えるので、騒がしい場所での会話が聞き取りやすくなります。
2.パナソニック最高の広周波数帯域に対応し、動画や音楽のニュアンスがよりクリアに
パナソニック製補聴器として最高となる広周波数帯域をカバーし、音の表現力を高めました。これまでの補聴器では対応しにくかった高音域がクリアになり、音楽や動画をより繊細に楽しむことができます。
【「R5シリーズ」の主な特長】
1.テレビやスマホ、タブレットとつながり(※3)、動画や音楽、スマホ通話をより良い音で楽しめる
スマホやタブレットと補聴器が直接つながるので、動画や音楽はもちろん、スマホ通話もよりクリアな音声で楽しむことができます。また専用テレビアダプターを使うことで、「LE Audio」に準拠していないテレビとも接続が可能。今後、劇場やスタジアム、空港や駅などさまざまな公共施設が「LE Audio」に対応した際には無線でつながり、よりクリアな音声が期待できます。
2.非接触式の「置くだけかんたん充電」、コンパクトかつ大容量電池で一日中使える
一般的な電池交換式補聴器のように小さなボタン電池を扱う手間がかからず、充電ケースに置くだけで簡単に充電することができます。また約4時間で満充電にでき、補聴動作は約36時間、「LE Audio」によるテレビ視聴でも約12時間の連続使用が可能※4。電池残量はスマホアプリ上で確認できるほか、補聴器を装着する時に装着中の補聴器本体から電池残量に応じて音声でお知らせします。
3.心地よく快適な「やさしさ」と先進性を表現した新しいカタチ
【仕様一覧】
一般的名称 | 耳かけ型補聴器 |
販売名 | R5シリーズ |
品番 | WH-R59 |
チャンネル数 | 24ch |
希望小売価格※5(非課税) | 両耳 1,200,000円 / 片耳 650,000円 |
適応難聴度 | 軽度 ~ 重度 |
使用電池 | コイン型リチウム二次電池 |
電池持続時間 | ミドル(M):約36時間 / ハイパワー(HP):約30時間 ※使用条件または補聴器の設定によって変わります。 |
最大音響利得(HFA-FOG) | ミドル(M):50 dB / ハイパワー(HP):61 dB |
90 dB入力最大出力音圧レベル (最大OSPL90) |
ミドル(M):120 dB SPL / ハイパワー(HP):130 dB SPL |
広帯域 | ミドル(M):~9.5kHz / ハイパワー(HP):~7.5kHz |
医療機器認証番号 | 305AKBZX00040000 |
※1:一般社団法人 日本補聴器工業会「JapanTrak2022」
自己申告における難聴者が補聴器を所有している割合。
※2:ミドル(M)利用時。ハイパワー(HP)利用時は7.5kHzとなります。
※3:iOS14以降を搭載したiPhone、iPad、iPod touchに対応しています。
AndroidについてはLE Audioに準拠したスマホ、タブレットに対応。
補聴器のアップデートにより今後連携が可能となります。
※4:使用可能時間は、イヤホンの種別や使用条件、補聴器の設定によって変わります。
補聴動作・・・・・ ミドル(M):約36時間、ハイパワー(HP):約30時間
テレビ視聴・・・・ ミドル(M):約12時間、ハイパワー(HP):約10時間
※5:両耳、片耳価格は、補聴器・リモコン・充電ケース・テレビアダプターのセット価格です。
ホームページURL https://panasonic.jp/hochouki/products/R5/
※パナソニック補聴器株式会社は、パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社主管の子会社です。