損害車買取シェアNo.1のタウ、当社初、フィリピン サンタローサ市と被災車両の移動等に関する災害連携協定を締結
※ 事故や災害等により損壊した車両のこと
■災害協定の経緯と目的
近年、世界中で異常気象が発生し、いつどこで甚大な災害が起きてもおかしくない状況にあります。特にフィリピンは同国東沖で台風が発生することから、豪雨や洪水発生が非常に多い国であり、毎年のように大きな被害を受けています。日本と同様にフィリピンにおいても、発災時は人命救助やライフライン復旧が最重要事項とされますが、道路上には被災し動かせなくなった車両が道を塞ぎ、レッカー移動までに時間を要すケースが多く、迅速な道路啓開が課題となっています。
当社は2015年にマニラオフィスを開設し、日本国内で培ったノウハウを活用してフィリピン自動車市場の透明化を目指すべく、損害車ビジネスを展開しています。本協定では、フィリピンの中でも災害の多い地域とされるサンタローサ市と災害協定を締結し、有事の際には当社が被災車両のレッカー移動による道路啓開作業や、被災車両の適正処理によって、人命救助及び地域の早期復興を行うことを目的としています。
■サンタローサ市との連携
同市とは、当社が代表理事を務めるエートス協同組合とサンタローサ市の運営するSRMTCが共同で技能実習生の訓練プログラムを作成するなど、これまでも連携を深めてまいりました。同市の災害に対する危機感や防災減災への感度が高いことから、当社の災害対策ノウハウを提供するべく協定締結へと至りました。
締結式でアーリーン市長は、「当市には大手自動車メーカーなどの工場があり、フィリピンの経済に大きく貢献している一方で水害発生のリスクが高く、本協定の意義を大きく感じている。今後の当市の発展のため、環境、社会、経済に貢献できるプロジェクトも共同で進めていきたい」と述べました。当社の宮本は、「本協定をつうじて我々の経験、知見をご活用いただき、財政・環境豊かで市民が希望溢れる未来を夢見るような、フィリピンひいては東南アジアで最も素晴らしい街にしていただきたい」とさらなるサンタローサ市との連携強化へ向けて意気込みを述べました。
今後も当社はサンタローサ市との連携を深めると共に、災害発生頻度が高いとされる地域に対しても、発災時の早期復旧・復興貢献できるよう、活動を全国へ拡大してまいります。
■協定内容
(1)被災車両のレッカー移動による道路啓開
市の管理する道路上で走行不能となった被災車両を、市の指定場所にレッカー移動。
(2)被災車両の処理提案
買取を希望する住民に、買取サービスの提供。
■サンタローサ市について
フィリピンのラグナ州にある第1級構成都市で、 2020年の国勢調査によると人口は414,812人。ラグナ州ではカランバに次いで 2 番目に大きな地方自治体です。
自動車産業が盛んで、トヨタの新車工場のほか、日産、三菱も本拠を置き、国内自動車産業の95%を同市が占めており「フィリピンの自動車首都」と呼ばれています。
■当社について
日本では、年間約300万台もの廃棄車両が発生しています。当社は、このような産業廃棄物となり得る損害車を国内で買い取り、独自に構築したインターネットシステムを通じて世界120ヵ国以上へ販売しています。当社は世界規模での損害車リユース事業を通じて、価値があるのに不要とされるモノを必要な人へとつなげモノの命を循環させる、「循環型社会」の実現を目指しています。
会社名 : 株式会社タウ
本社所在地: 埼玉県さいたま市中央区新都心11-2 LAタワー10F
代表取締役: 宮本 明岳
設立 : 1997年6月
売上高 : 391億円(2023年9月期)
社員数 : 580名(2023年9月末)
URL : http://www.tau.co.jp