~ソフトウェアによる価値創出とゲーム開発理論の拡張をテーマにASF2025に登壇~
株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:押見 正雄、以下 「CRI」)は、車両にて速度計などを表示するデジタルメーターを制御するソフトウェア「CRI Glassco」を搭載した車・バイクの台数が2024年10 ~12月の3カ月間で30万台を突破したことをお知らせいたします。
二輪車向けにも低負荷高品質なデジタルメーターを実現(搭載イメージ)
■二輪車や大衆車など、どんなモビリティにも導入できる低負荷性能で搭載拡大
CRI Glasscoはモビリティのデジタルメータークラスターを統括する映像ソリューションです。当社が長年ゲーム業界で培ってきた映像技術の活用により、サイズやスペック、コストに制限のある二輪車や大衆車向けにも、美しく高機能なメータークラスターを実現できるのが特長です。
本実績はCRI Glassco搭載の二輪車の出荷が好調であったことによるものです。今後は四輪車へ搭載を拡大し、インドなどの成長市場への展開を進めてまいります。
■車両1台に複数のCRIWARE搭載で音と映像の両面からドライバーに貢献
これまで車両の開発では、音と映像は別々に制作されることが主流でした。CRI Glasscoを含む当社のモビリティ向けソリューション「CRIWARE for Mobility」では、CRI Glasscoとサウンド製品CRI ADX® Automotiveを併せて使用することで、音と映像がトータルコーディネートされた心地よさをドライバーに提供します。また音と映像を同時にデザイン可能な開発環境で、車両開発のスピードアップに貢献します。
CRIWARE for Mobilityの料金体系は、出荷台数および各車両搭載ライセンス数に基づいて算出するものです。当社2028年度(2027年10月~2028年9月)には、1台の車両に複数のライセンスを提供、全世界のモビリティに向け年間1,500万ライセンス以上のCRIWARE搭載を目指します。
■低負荷・高性能なCRIWAREがSDV時代のモビリティの価値創出に貢献
ソフトウェアを変更・更新することでモビリティの機能をアップグレードできる「SDV」の開発が進むなか、音や映像などの「人の五感に働きかける」インターフェースは重要な価値を持つことになります。自動運転などの普及が進み、SDVならではの新しいアプリケーションが楽しめるようになった際には、運転席前の画面はSDVが価値を発揮するためのターミナルとなるでしょう。CRIWARE for Mobilityは「どんなスペックの車両でも搭載できる」低負荷高品質な機能で、SDV時代のあらゆるモビリティの価値創出を支えます。
これからもCRIは、培ってきた音と映像の技術でモビリティ業界全体の発展に貢献していきます。「音と映像で社会を豊かに」という理念の下、世の中に驚きと楽しさ、感動を届けるお手伝いをしてまいります。
■「ゲームの理論でSDVを紐解いたら、世界はもっとシンプルだった件」でASF2025に登壇
当社の音と映像の技術と、ソフトウェアの開発知見の共有のため、オンラインセミナーに登壇いたします。ゲームという別領域の経験から生まれたCRIWARE for Mobility全体の開発思想と、「ソフトウェアで価値を生み出す」ための思考法をお伝えします。
<登壇概要>
ゲームの理論でSDVを紐解いたら、世界はもっとシンプルだった件
登壇者:近藤 文仁(モビリティ事業部・副部長)
内容 :CRIWARE for Mobilityの開発を統括している元ゲームプログラマーの近藤より、ゲーム業界で得た「継続した価値を生み出すためのソフトウェア開発」の知見と、モビリティ業界での活用方法について解説いたします。
<イベント概要>
第10回 オートモーティブ・ソフトウェア・フロンティア2025
(
https://academy.impress.co.jp/event/asf202502/)
登壇日時:2025年2月19日(水)17:00~17:40 *イベントは2月18~20日の3日間開催
会場 :オンライン開催(参加無料・事前登録制)
■CRI Glasscoとは
CRI Glasscoはモビリティのデジタルメータークラスターを開発・制御するための映像開発用のソフトウェアです。デジタルメータークラスターのモデルを制作するツールと、完成したモデルデータが実機で動くランタイムライブラリを併せ持ち、デザイナーが作成したモデルを手元の実機ですぐに確認できるのが特長です。また警告音等の車載サウンドを統括する先行製品CRI ADX Automotiveと併せて利用することで、最終的な音とメーター上の表示をきめ細かくデザインできます。
黎明期のゲーム開発者から認められた「ロースペックな機器上でも美麗なグラフィックをタイムラグなく扱う技術」により、サイズやスペック、コストに制限のある二輪車や大衆車向けにも、美しく高機能なメータークラスターを提供します。
■株式会社CRI・ミドルウェアについて
「音と映像で社会を豊かに」を企業理念として、主に音声・映像関連の研究開発を行い、その成果をミドルウェア製品ブランド「CRIWARE(シーアールアイウェア)」として、ゲーム分野や組込み分野を中心にさまざまな分野に展開しています。CRIは、「CRIWARE」を通じて、ユーザビリティの向上、クオリティ向上のための技術やソリューションを提供し、開発者の皆様の課題解決をサポートするとともに、エンドユーザーのユーザビリティの向上をサポートしてまいります。
【会社概要】
社名:株式会社CRI・ミドルウェア(CRI Middleware Co., Ltd.)
本社所在地:東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー11階
代表取締役社長:押見 正雄
事業内容:音声・映像等に関する研究開発、ミドルウェア製品の販売・サポート、および関連する受託開発
設立: 2001年8月1日
HP:
https://www.cri-mw.co.jp/
※「CRI」、「CRIWARE」、「ADX」、「CRI Glassco」およびCRIWAREロゴは、日本およびその他の国における株式会社CRI・ミドルウェアの商標または登録商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
※ライセンスとは車両台数に関わらず、搭載されているCRIWARE for Mobility製品の総数を示します。