日本板硝子株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長兼CEO:細沼 宗浩、以下「NSG」)は、2025年3月26日~28日(現地時間)の3日間、中国・上海で開催される、中国最大・最先端のマシンビジョンが集う展示会「Vision China (Shanghai) 2025」に出展することをお知らせいたします。
[出展ブースイメージ]
展示会では、シンプルかつコンパクトな光学系設計を可能とするユニークな光学レンズ「SELFOCⓇレンズシリーズ」を展示します。SELFOCⓇレンズは、OA 機器や、光学検査、光通信、内視鏡等、幅広い用途に使用可能な屈折率分布型レンズです。会場では、被写界深度(DOF)を従来品の約2 倍とした「SLA 5DG」や、作動距離(ワーキングディスタンス)を従来品の約2 倍とした「SLA 5AG」といったマシンビジョン向けに開発されたレンズアレイ製品のほか、SELFOC®レンズアレイの技術を応用した、線形状ではなく、面形状の画像取得ができる「SELFOC®レンズプレート」も出展する予定です。
加えて、SELFOC®レンズアレイを採用頂いている企業様の製品(Contact Image Sensor)も出展します。当製品は従来のラインカメラ方式に比べ、コンパクトで省スペースであり、幅方向の画像均一性が優れていることから、半導体、電子部品、バッテリーフィルム検査などの様々な用途で採用頂いております。
以上
Contact Image Sensor方式とラインカメラ方式の比較
■展示会概要
イベント名 |
Vision China (Shanghai) 2025
China (Shanghai) Machine Vision Exhibition and Machine Vision
Technology & Application Conference |
会 期 |
2025年3月26日~3月28日 9:00 - 17:00(現地時間) ※最終日は16:00まで |
会 場 |
Shanghai New International Expo Centre (SNIEC) |
ブース番号 |
Hall W4 4307 |
公式サイト |
https://visionchinashow.net/txw_ensh/index.html |
■展示製品概要
SELFOC®レンズアレイ
SELFOC®レンズ(屈折率分布型レンズ)を多数配列したレンズアレイです。全体で一つの連続したライン状の像を形成するユニークな光学系で、多種多様なラインスキャンシステムや、感光によるプリンティングシステムにキーコンポーネンツとして使用されています。
また、近年の産業用検査機用途でのご要望の高まりを受け、2020年に被写界深度(DOF)を従来品の約2倍とした新型レンズ「SLA 5DG」、2021年にワーキングディスタンスを従来品の約2倍とした「SLA 5AG」を開発いたしました。
製品詳細:https://selfoc.jp/product/sla/
SELFOC®レンズプレート
SELFOC®レンズアレイ(SLA)の技術を応用し、レンズを2次元方向に配列したレンズプレートで、液晶などと組み合わせることで空中像を表示できます。単体で正立等倍実像を結ぶため、一般的な球面レンズと異なり複数のレンズや反転ミラーが不要で、シンプルかつ低コストな光学系を実現します。
製品詳細:https://selfoc.jp/product/slp/
NSGグループ(日本板硝子株式会社およびそのグループ会社)について
NSGグループは、建築および自動車用ガラスとクリエイティブ・テクノロジー分野で事業を展開する世界最大のガラスメーカーのひとつです。
建築用ガラス事業は、各種建築用ガラス、太陽電池パネル用ガラス等を製造・販売しています。
自動車用ガラス事業は、新車用(OE)ガラスや補修用(AGR)ガラスの分野で事業を展開しています。
クリエイティブ・テクノロジー事業の主要製品は、プリンターやスキャナーに用いられるレンズ、タイミングベルトの補強材であるグラスコードを中心とした特殊ガラス繊維やガラスフレーク、およびファインガラスです。