船舶仲介業へ本格参入、船舶事業プラットフォームを拡大
オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:髙橋 英丈)は、このたび、双日株式会社(本社:東京都千代田区、社長:植村 幸祐)との間で、同社の船舶トレーディング事業の会社分割
※1に伴い設立された双日船舶株式会社(本社:東京都千代田区、社長:今井 琢)の株式譲渡契約を締結しましたのでお知らせします。
オリックスは、双日、正栄汽船株式会社とともに双日船舶へ出資します。今後当社は、双日船舶の発行済み株式の70%を取得し、既存株主である双日と共同で事業運営を行います。あわせて、双日船舶は「ソメック株式会社」へ社名を変更
※2する予定です。
双日グループは、船舶事業において70年以上の業歴を持ち、現在は用船仲介、新造船・中古船売買仲介をはじめとした幅広い船舶トレーディング事業を展開しています。東京、今治、ロンドン、アテネ、上海の5拠点における国際的な事業ネットワークと、高い専門性を持つ人材に強みを有しています。
今回の出資により、オリックスは、船舶仲介業へ本格参入するとともに、双日船舶が持つ幅広い顧客基盤を生かし、海事産業の脱炭素・DXをテーマとした投資案件の獲得をはじめとする新たなビジネス機会の創出を目指します。双日船舶は、オリックスグループの国内外の営業ネットワークや事業ノウハウ、強固な財務基盤を生かしつつ、造船業や船主業をはじめとする海運関係企業とのさらなる提携により、船舶仲介業の伸長と従来の枠を超えた事業領域への展開を企図します。
オリックスは、1960年代後半の国内中古船リースの取り扱い開始以降、船舶の保有・運航事業や売買・仲介、国際的な船舶ファイナンス事業に加え、2024年2月には三徳船舶の株式を取得
※3し、船主業および船舶管理業を拡大しています。
今後も、これまでに培った経験や専門性をもとに、社会インフラとして重要な役割を果たす海事産業において、船舶事業のさらなる成長を図ってまいります。
※1 双日株式会社2025年1月23日付ニュースリリース:船舶トレーディング事業の会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ(https://www.sojitz.com/news/news_file/file/250123.pdf)
※2 所定の手続きを経て変更予定。
※3 2024年2月15日付ニュースリリース:三徳船舶の事業承継に伴う株式譲渡契約を締結(https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/240215_ORIXJ.html)
■双日概要
■正栄汽船概要
■双日船舶概要