大谷大学(所在:京都市北区/学長:一楽 真)は、このたび地域連携活動の一環として取り組む「地域交通とモビリティプロジェクト」(担当教員:社会学部コミュニティデザイン学科 野村 実 講師)において、学生の政策提案・発表(学外活動成果)が複数受賞したことをお知らせします。特に懸賞論文において、同じ発表者の2年連続での受賞は初めての快挙となりました。
「地域交通とモビリティプロジェクト」は、高齢化社会やクルマ社会に伴う移動手段の課題をフィールドワークを通じて明らかにし、今後の地域交通やモビリティ確保の方策について地域の方々と共に考えることを目的としています。京都府京丹後市と兵庫県丹波篠⼭市をフィールドに5つのテーマに分かれて活動しており、 2024年度は特に公共交通利用促進に関わるイベント「モビリティロゲイニング@京丹後」や「路線バス乗車体験会@丹波篠山」などの企画・運営に、地域の関係者の皆様と一緒に取り組んできました。こうしたコミュニケーションを中心とした交通政策「モビリティマネジメント」に関わる諸活動をもとに、研究論⽂の執筆や政策発表、現地での成果報告会などさまざまな場で提⾔を行い、以下の通り政策提言・地域連携・学術的独創性といった各方面から評価されています。
ー受賞内容ー
▼第20回京都から発信する政策研究交流大会(主催:公益財団法人大学コンソーシアム京都)
【優秀賞】
発表・論題...公共交通の利⽤促進に向けた「地域共創型 MM」の提案‐丹波篠⼭市福住地区での取り組みから-
受賞者...⼤⾕⼤学 野村ゼミMMチーム
▼第5回 丹波篠山研究発表会(主催:丹波篠山研究会 共催:丹波篠山市ほか)
【市長賞】
発表・論題...公共交通の利⽤促進策としての「地域共創型MM」の提案:福住地区での取り組みから
受賞者...岡⽥ 紗奈 (社会学部 コミュニティデザイン学科 第2学年)
▼公益財団法⼈ 関⻄交通経済研究センター「第17回(2024年度)懸賞論⽂」 (主催:公益財団法⼈関⻄交通経済研究センター)
【優秀賞】
発表・論題...モビリティミックスの実現に向けたゲーム型MMの提案─京都府京丹後市での実践から─
受賞者...堀 正樹(社会学部 コミュニティデザイン学科 第3学年)※2年連続受賞
【奨励賞】
地域共創型モビリティ・マネジメントの提案─ソーシャルマーケティングを活用した公共交通の利用促進策─
岡⽥ 紗奈(社会学部 コミュニティデザイン学科 第2学年) ※W受賞
ー学生コメントー
▼堀 正樹(社会学部 コミュニティデザイン学科 第3学年)
この度は優秀賞をいただくことができ、大変嬉しく思っています。今回の論文執筆は、ゼミ・プロジェクト内外のさまざまな方々にご協力いただいたからこそ遂行できたものです。これからも、人と人の繋がりを大切にしながら活動していきたいです。
▼岡⽥ 紗奈 (社会学部 コミュニティデザイン学科 第2学年)
プロジェクトで地域と関わり合いながら研究と活動を進めたテーマで論文を発表し、奨励賞をいただけたこと嬉しく思います。本研究では丹波篠山市における公共交通利用促進のための情報提供(モビリティ‧マネジメント)の実践をしています。市担当職員や地域内団体に複数回行ったヒアリング調査を通じ、地域の実態に即した政策提言になったと考えます。今後は、MMや大学が地域に入る効果について研究を進めていきたいです。
※学生の学年は受賞時のもの
▼本件に関する問い合わせ先
企画・入試部 入学センター
後藤 智道
住所:603-8143 京都市北区小山上総町
TEL:075-411-8114
FAX:075-411-8160
メール:nyushi-c@sec.otani.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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