このたび西南学院大学は、九州内の大学で初めて、文部科学省より日本語教員養成における「登録日本語教員養成機関」および「登録実践研修機関」として正式に登録を受けました。つきましては、記事の掲載をよろしくお願いいたします。詳細については以下のとおりです。
本件のポイント
●社会的背景:
近年、外国人労働者の増加により、日常生活や職場における日本語能力の重要性が高まっていることを背景として、2023年5月に「日本語教育機関認定法」が成立し、2024年4月より施行されました。同法により、日本語教員資格が国家資格として制度化され、これに対応する教育機関は、国が定める基準に準拠した養成課程および実践研修を整備し、文部科学省の認定を受けることが義務付けられました。
●概要:
本学外国語学部は2022年度に「日本語教員養成プログラム」を創設し、以来、日本語教育の専門性と実践力を備えた人材育成に注力してまいりました。本学は今後も、日本語教育の高度化と多文化共生社会の実現に貢献する人材の育成に尽力してまいります。
〇養成機関設置の理念と目標
西南学院大学は、「キリスト教を教育の基本理念」とし、「深遠な学術研究とそれに立脚した教育を基盤に、学術文化の向上に寄与するとともに、地域・日本、そして世界に貢献できる教養豊かで深い専門知識と創造性を備えた人材の育成を目指しています。
今回の認定により、本学は「外国語としての日本語」に関する理論と実践を体系的に学ぶ機会を安定的に提供できる教育体制を整えることが可能となりました。外国語学部外国語学科では、「外国語をツールとして人と人、人と社会を繋ぐ」という理念のもと、日本語教育においても多様性と共生の視点を重視し、次のような日本語教員の育成を目指します。
①日本語をツールとして、人と人をつなぐ日本語教員
②日本語をツールとして、人と社会をつなぐ日本語教員
③媒介語(英語)を使って教育活動ができる日本語教員
④学習者の多様性に配慮しながら、学びの支援者として役割を果たす日本語教員
今後は、当プログラムを通じて育成された日本語教員が、在留外国人のみならず、海外の日本語学習者に対しても質の高い教育を実践し、多文化共生の推進や国際的な日本語教育の発展に貢献することが期待されます。
日本語教員養成プログラムについて詳しくは こちら。
https://www.seinan-gu.ac.jp/info_fls/courses/japanese.php
▼本件に関する問い合わせ先
西南学院 総合企画部 広報課
住所:福岡市早良区西新6-2-92
TEL:092-823-3248
FAX:092-823-3249
メール:koho@seinan-gu.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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