CUCグループの住宅型有料老人ホーム「ノアガーデン」が、「ホスピスフロア併設施設」として、7月14日にリニューアルオープン “多機能化”を推進し、医療依存度が高くなっても暮らし続けられる施設展開を強化

2050年には「4人に1人が75歳以上」に!地方中核都市で最も高齢化が進む札幌で、新たな医療・介護連携の構築へ

医療機関への経営支援や、居宅訪問看護事業所・ホスピス型住宅などを運営する株式会社シーユーシー(本社:東京都港区、代表取締役:濵口 慶太、以下「当社」)は、グループ会社の株式会社ノアコンツェルが運営する住宅型有料老人ホーム「ノアガーデン アビークロエ(札幌市豊平区)」をホスピスフロア併設施設としてリニューアルし、7月14日(月)にオープンいたします。

今回のリニューアルオープンを皮切りに、利用者様の状態やご希望に応じて適切なサービスをご提供する「多機能併設モデル」の展開を強化してまいります。

本モデルの展開を通して、要介護度が高い方から医療依存度の高い方(がん末期や難病の方など)まで、一貫した医療・介護体制のもと、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる環境の整備を目指します。また、地方中枢都市で最も高齢化が進むとみられる札幌で医療・介護連携の新たなモデルを提示し、全国に広めることで顕在化する医療・介護の課題解決に貢献してまいります。

■多機能併設モデルとは
多機能併設モデルとは、利用者様の容態やご希望に応じて、適切なサービスを選択いただける有料老人ホームです。要介護認定を受けている方を対象に看護・介護・リハビリテーションを提供する「介護フロア」、がん末期や神経難病などの医療依存度が高い方に特化した「ホスピスフロア」に分かれます。また、デイサービスが併設もしくは近隣に開設されており、通所でのご利用も可能です。 「集中的なケアを受けながら、安心して暮らしたい」「介護度が重くなっても同じ場所に住み続けたい」。こうしたニーズにお応えできるよう、定期的に介護職員が居室を訪問する「定期巡回サービス」、緊急時に介護職員が居室に訪問する「随時訪問サービス」、必要に応じて訪問看護師が医療的ケアを行う「訪問看護サービス」を組み合わせて提供します。
※ホスピスフロアは、シーユーシーグループの株式会社シーユーシー・ホスピスと連携して運営しております。

<今後の展開予定>
施設名 所在地 ホスピスフロア開設時期
ノアガーデン 旭ヶ丘アーバンクラス 札幌市中央区 2025年11月
ノアガーデン ブルームビュー 札幌市西区 2025年12月
ノアガーデン リブ・カシータ 札幌市東区 2026年1月

■多機能併設モデルが必要とされる背景
札幌市は、人口200万人規模で北海道内の医療・介護機能が集積する都市です。近年では、75歳以上の高齢者の割合が全国の地方中枢都市(札幌・仙台・名古屋・福岡)の中で最も高くなるとの推計※1が発表されるなど、医療・介護ニーズの増加が見込まれます。

※1出典:国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口 令和5(2023)年推計
   札幌市:2020年 13.6%→2050年 24.9% 
   地方中枢都市平均:2020年 12.0%→2050年 20.3%


特に札幌は北海道全域から医療・介護環境を求めて高齢者が集まる傾向が顕著で、地域密着型サービスへのニーズも高まる中、北海道では「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」の請求事業者数が113事業所と、全国的で最も多くなっています(下図左軸)。
▲出典:「厚生労働省 老健局 『定期巡回・随時対応型訪問介護看護及び 夜間対応型訪問介護 社会保障審議会介護給付分科会(第218回) 資料1』」

こうした背景を踏まえ、当社は2024年に住宅型有料老人ホームを運営し、定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスおよびデイサービスなどを提供する株式会社ノアコンツェルをCUCグループに迎えました。以来、ホスピス型住宅を運営する株式会社シーユーシー・ホスピスとのグループ内連携を強化し、多機能併設モデルの構築に向けて取り組んでおります。

この度、ノアガーデン アビークロエ内にホスピスフロアを新たに開設することで、低介護度の方から医療依存度の高い方まで、一貫した医療・介護体制のもと、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる環境の整備を目指します。また、地方中枢都市で最も高齢化が進むとみられる札幌で医療・介護連携の新たなモデルを提示し、全国に広めることで、顕在化する医療・介護の課題解決を目指してまいります。


■北海道の地域医療に携わる医師のコメント
札幌北14条クリニック 新井洋輔 院長

私は訪問診療医として、ノアガーデンやReHOPE札幌西の利用者様の診療を担当しています。
さまざまな理由により施設間の転居は発生しますが、ご高齢になってからの環境の変化は、認知症の進行やADLの低下を招くことがあり、ご本人のみならずご家族にも負担が大きいです。今回の多機能併設モデルは、同じ場所に住み続けられる安心感に加え、一貫した医療・介護サービスの提供につながるため、利用者様の心身の安定やご家族の負担軽減が期待されます。同様の施設が増えることで、北海道に住むご高齢の方やそのご家族がより生活しやすくなることを期待し、心から応援しております。


■ノアガーデンについて

グループ会社の株式会社ノアコンツェルが運営する住宅型有料老人ホームで、北海道札幌市内に27施設を展開しています(2025年6月末時点)。うち16施設には、デイサービスセンター泉共を併設。多種多様なサービスに対応できるよう介護福祉士、介護職員、看護師、ケアマネジャー、機能訓練指導員、福祉専門相談員、栄養士、調理師などの専門職が在籍し、一体的な医療・介護サービスを提供しています。

■ノアガーデンアビークロエについて
<施設概要>
住所:札幌市豊平区月寒西2条8丁目3-8
営業時間:24時間対応
開設:2020年4月
居室数:95室 ※
建物:鉄筋コンクリート造5階建
土地面積:2,641.85m²
建築面積:1,142.60m²
館内併設事業所:デイサービスセンター泉共 月寒西
敷地内駐車場:あり
※ホスピスフロア開設に伴い、全居室数を107室から95室に変更

<フロア>
4階〜5階: ホスピスフロア ※7月14日(月)より利用開始
2階〜3階: 定期巡回・臨時対応型訪問介護看護フロア、食堂(2階)
1階: デイサービスルーム、温泉付き大浴場

<ホスピスフロア>
・部屋数:44部屋(4階:20部屋、5階:24部屋)
・部屋サイズ:3種類 … A:36部屋(13.16㎡)、B:4部屋(13.28㎡)、C:4部屋(13.56㎡)
・歩行器や超低床ベッド等の福祉用具を、ご希望やご容体によってご利用可能です。
■グループ会社概要
株式会社ノアコンツェル

要介護の方が入居する住宅型有料老人ホームなどを運営し、定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービス、デイサービスを提供しています。北海道札幌市内に、住宅型有料老人ホーム27施設、デイサービス16施設を展開しています(2025年6月末時点)。
※株式会社ノアコンツェルは株式会社シーユーシーの100%子会社です。

社名:株式会社ノアコンツェル
本社所在地:札幌市豊平区平岸7条14丁目1-32
設立:2002年3月20日
代表者:代表取締役 田邉 隆通
事業内容:住宅型有料老人ホーム運営、定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービス、デイサービス運営
URL :https://noah-garden.com/

株式会社シーユーシー・ホスピス
がん末期や神経難病の方のためのホスピス型住宅や、施設居住者に向けた訪問看護・介護事業所を運営。全国48か所にてサービスを展開しています(2025年6月末時点)。
※株式会社シーユーシー・ホスピスは株式会社シーユーシーの100%子会社です。

社名:株式会社シーユーシー・ホスピス
本社所在地:東京都港区芝浦3丁目1-1 msb Tamachi 田町ステーションタワーN 15階
設立:2017年3月3日
代表者:代表取締役 藪 康人
事業内容:ホスピス型住宅運営、訪問看護事業所運営、訪問介護事業所運営
URL :https://cuc-hospice.com/

株式会社ネイチャー
看護・介護提供型共同住宅を運営し、身体に障害をお持ちの方や高齢の方への生活支援や看護・介護を行っています。札幌市内に4施設を展開しています。

社名:株式会社ネイチャー
本社所在地:東京都港区芝浦3丁目1-1 msb Tamachi 田町ステーションタワーN 15階
設立:2003年7月10日
代表者:代表取締役 藪 康人
事業内容:高齢者住宅事業
URL :https://www.n-h-n.co.jp/index.html

CUCグループについて
株式会社シーユーシーと国内連結子会社17社、海外連結子会社25社からなるグループ企業です (2025年3月末時点)。「医療という希望を創る。」を使命に掲げ、さまざまな医療課題の解決に向けて、国内外の医療機関の支援やホスピス・居宅訪問看護など多角的な事業を展開しています。

社名:株式会社シーユーシー
本社所在地 :東京都港区芝浦3丁目1-1 msb Tamachi 田町ステーションタワーN 15階
設立 :2014年8月8日
代表者 :代表取締役 濵口慶太
上場市場 :東京証券取引所 グロース市場(証券コード 9158)
資本金 :7,669百万円(2025年3月末時点)
主な事業内容 :医療機関向け経営支援事業
URL :https://www.cuc-jpn.com



本件に関するお問合わせ先
【本件のお問い合わせ・取材申し込み先】
株式会社シーユーシー 広報担当:森
メール: pr @cuc-jpn.com

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組織名
株式会社シーユーシー
ホームページ
https://www.cuc-jpn.com/

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