東京薬科大学と都下ワイナリーが初のコラボワインを開発 ~アザミの花由来の酵母が生む、トロピカル香る白ワイン「TOKAwinery azami」が発売~



東京薬科大学(東京都八王子市/学長:三巻祥浩)と、都下ワイナリー株式会社(東京都日野市/代表取締役:大澤佳仁)が共同開発した白ワイン「TOKAwinery azami」が、完成しました。本ワインには、東京薬科大学 生命科学部 食品科学研究室(担当:志賀靖弘 助教)が推進する「東薬・花の酵母」プロジェクトで、2016年秋に東京薬科大学キャンパス内から最初に単離されたアザミ由来の酵母が使用されています。2025年7月11日(金)より、都下ワイナリーでの直販、通信販売、各所でのイベント出張販売、アンテナショップ等にて展開される見込みです。




【ポイント】
・東京薬科大学と都下ワイナリーのコラボによる白ワイン「TOKAwinery azami」が完成
・「東薬・花の酵母」プロジェクトの記念すべき第1号酵母(アザミ由来)を使用
・すっきりとした甘みとやわらかな酸味の飲みやすい白ワインに
・ワインづくりを通じて、地元多摩地域の活性化に貢献


【概要】
東京薬科大学(東京都八王子市/学長:三巻祥浩)と、都下ワイナリー株式会社(東京都日野市/代表取締役:大澤佳仁)※1が共同開発した白ワイン「TOKAwinery azami」が、このたび完成しました。発売は2025年7月11日(金)を予定しており、都下ワイナリーでの直販、通信販売、各所でのイベント出張販売、アンテナショップ等にて展開される見込みです。
本ワインには、東京薬科大学 生命科学部 食品科学研究室(担当:志賀靖弘 助教)が推進する「東薬・花の酵母」プロジェクトで、2016年秋に東京薬科大学キャンパス内から最初に単離されたアザミ由来の酵母が使用されています。この酵母は、単離当初から高い香り成分生成能力を示しており、研究室内でも「いつか商品化を」と期待されてきた菌株です。
アザミ類はキク科アザミ属に属する多年草で、春に花を咲かせる「春咲き」タイプと、秋に花を咲かせる「秋咲き」タイプがあります。今回のアザミ酵母の単離源となったのは、タイアザミ(大薊)Cirsium comosum (Franch. et Sav.) Matsum. という、関東地方に普通に分布する種類で、花は「秋咲き」タイプになります。アザミには「独立」や「厳格」などの花言葉があり、またタイアザミの「タイ」は、「大きな花を咲かせること」が由来(諸説あり)とも言われているため、大学発のワインにふさわしいイメージの花であると言えます。
今回の初醸造では、スペイン産の白ワイン用品種「アイレン」の濃縮果汁を使用し、色調は濃いゴールド、アルコール度数10.5%とやや軽めで、ほのかに香る花とフルーツの香り、すっきりした甘みとやわらかな酸味が特徴のバランスが良い白ワインに仕上がりました。初回生産数は約250本の限定醸造となります。

※1 都下ワイナリー株式会社(TOKA winery)は、2008年の設立以来、東京都多摩地区の醸造所として様々なワイン造りを行っています。特に地域食材や学術研究との連携を活かしたワインの開発にも力を入れています。


【コメント】
・志賀 靖弘 助教(東京薬科大学 生命科学部 食品科学研究室)
今回ワイン醸造に使用したアザミの酵母は、私たちの「東薬・花の酵母」プロジェクト開始後、最初に単離された記念すべき酵母菌株です。そのため個人的に思い入れが非常に強く、また単離当初から非常に良い香りを出していた系統ということで、いつか世に出したいとずっと考えていたものです。今回都下ワイナリーさんとのコラボレーションにより、美味しいワインという形でお届けできることを大変喜んでおります。

・都下ワイナリー株式会社
ワイン造りにおいて、酵母選びは極めて重要です。選ぶ酵母で仕上がりは全く違うため、造り手のセンスはここに出るといっても過言ではございません。弊社にとって今回のプロジェクトはまさに挑戦であり、志賀先生をはじめ、生命科学部食品科学研究室様の長年にわたる研究と努力が、1つの結果となる重要なプロジェクトであると感じております。


【今後の展開】
東京薬科大学と都下ワイナリーでは、今回の成功を足がかりに、今後も「東薬・花の酵母」プロジェクトに基づくコラボワイン開発を継続予定です。
今後は、アザミ以外の花から単離した酵母を用いた商品や、チリ産「ペドロヒメネス」など他品種のぶどうを使った醸造の検討も進められています。さらに将来的には、日野市・多摩地域産のぶどうを使用したストレート果汁100%の"地ワイン"開発を目標に、地域資源を活用した発酵技術の社会実装と、地域食文化の発信に貢献していく方針です。


【商品概要(予定)】
・商品名:東京薬科大学「東薬・花の酵母」の白ワインTOKA winery azami
・説明:東京薬科大学と都下ワイナリーが共同制作したワインです。東京薬科大学キャンパス内(八王子市)に咲いた「アザミ」から採取された酵母を100%用いて醸造しました。色調は濃いゴールド、ほのかに香る花とフルーツの香り、すっきりとした甘みとやわらかな酸味の、バランスが良い白ワインです。良く冷やしてお召し上がりください。
・タイプ:果実酒 白ワイン(すっきりとした甘口)
・使用酵母:東京薬科大学アザミ由来酵母
・原料:スペイン産 アイレン(濃縮果汁)
・アルコール度数:10.5%
・内容量:750ml
・生産本数:約250本(初回限定)
・発売時期:2025年7月11日(金)
・販売予定:都下ワイナリー直販、通信販売、イベント販売、アンテナショップなど



【関連リンク】
東京薬科大学 生命科学部 応用生命科学科 食品化学研究室
https://www.ls.toyaku.ac.jp/~lemb-5/


都下ワイナリー株式会社
https://www.tokawinery.jp/

▼本件に関する問い合わせ先
入試・広報センター
住所:東京都八王子市堀之内1432-1
TEL:042-676-4921
FAX:042-676-8961
メール:kouhouka@toyaku.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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この企業の情報

組織名
東京薬科大学
ホームページ
https://www.toyaku.ac.jp/
代表者
三巻 祥浩
資本金
0 万円
上場
非上場
所在地
〒192-0392 東京都八王子市堀之内1432-1
連絡先
042-676-5111

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