2025年8月19日
PwCコンサルティング合同会社
PwCコンサルティング、千葉工業大学と
「ロボティクス経営道場」を開講
AI×ロボティクス領域でビジネス創出を担う人材の育成を通じ、社会実装を促進
PwCコンサルティング合同会社(東京都千代田区、代表執行役CEO: 安井 正樹、以下「PwCコンサルティング」)は2025年10月10日から、千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(所長:古田 貴之、以下「fuRo」)と共同で、ロボティクス分野において新たなビジネス創出を担う人材を育成する「ロボティクス経営道場」(以下、「本講座」)を開講します。また本日から、受講希望者の申し込みを受け付けます。
生成AIやAIエージェントの発展により、AIの活用はビジネスや社会の在り方に大きな変革をもたらしています。また、AIはテキストを対象とするLLM(大規模言語モデル)のみならず、音声や動画像も対象とするVLA(Vision-Language-Action Model)の登場や、空間コンピューティングやデジタルツイン、コンピュータービジョン、センサー、XR、計算資源など関連技術の進展により、バーチャル空間に加えてリアル空間の多様なタスクにも対応できるようになりました。例えば、モビリティの自律運転や人間同様の自然な歩容制御が可能なヒューマノイドなどです。これらのAIを活用したロボティクスは、労働力不足の解消や危険な現場での作業の代替、技術継承の効率化・平準化に貢献するとして大きく期待されています。
一方で、ロボティクスの社会実装をさらに進めるには、高度化・複雑化した技術とビジネスや経営に関する知見の双方が求められますが、これを満たす人材の不足が課題となっています。PwCコンサルティングは今後、日本がAIを活用したロボティクスの領域で世界をリードするためにも、いち早くこの領域の知見を持つ経営人材を育成し輩出することが重要と考えています。
このような背景から、PwCコンサルティングはこのたび、ロボティクス分野の社会実装における先端的な研究・取り組みを進めるfuRoと連携し、本講座を開設することとしました。
■ロボティクス経営道場の特徴
本講座は以下の3つのセクション、全8回で構成されています。
受講者ははじめに、ロボティクスの歴史や産業に与えるインパクト、デジタルツイン技術の進展に伴うバーチャル空間を活用したロボティクスの可能性など、最新の技術動向や事例を学びます。加えて、最先端のファクトリーオートメーション(FA)の現場の見学やロボティクス事業企画のワークショップなどの体験型学習も交えながら、企画から実装に至るまでの全体像を把握し、事業化に向けた実践的なスキルを習得します。
講師は、ロボティクスベンチャーを複数輩出するfuRo所長の古田 貴之氏、日本を代表するロボット工学研究者の一人である金出 武雄氏、ロボティクス社会実装の最前線を走るPwCコンサルティング Technology Laboratory所長の三治 信一朗が務める他、先進的な取り組みを進める企業をゲストに招きます。
1. ロボティクス経営概論
ロボティクスの発展が産業に与えたインパクトの概観と、AIやデジタルツインを活用した高度な開発・制御の方向性について理解を深める2回で構成されます。
過去から現在に至るロボティクスの歴史や発展の歩み、これまでの課題やAIとの融合によって高度化するロボティクス開発・制御の将来像の概要を学びます。
2. ロボティクスを生かすユースケース
サービス・産業用ロボットの市場動向や技術トレンドを押さえ、システムインテグレーション(SI)の位置付けと価値を理解した上で、ロボット導入における企画から実装までの全体像を把握する3回で構成されます。
ロボティクスを大きくサービスロボット、産業用ロボットの2つに分け、それぞれの特徴や市場動向、トレンド、国内外のユースケースやステークホルダーについての理解を深めます。また、本セクションでは座学だけでなく、実際のサービスロボットや産業用ロボットに触れながら、ロボティクスについてより深い理解を得ることができます。
3. ロボティクス事業企画・構想
ロボティクスによる新たな価値創出に向けて、社会や産業に存在する課題を抽出するとともに、事業化計画案を企画・構想する3回で構成されます。
PwCコンサルティングのBXTアプローチ(※)を用いて、上記1、2のセクションで学んだ内容を基にワークショップ形式で事業構想を作り上げます。ロボティクス分野の知見が豊富なコンサルタントがメンターとして支援します。
※:ビジネス(B)、エクスペリエンス(X)、テクノロジー(T)の3つの要素を統合し、イノベーションの実現を加速させるアプローチ
■ロボティクス経営道場の概要
講座名称 |
ロボティクス経営道場
Social implementation of robotics
-ロボティクスの未来創造と実践- |
開設期間 |
2025年10月10日(金)~2025年12月12日(金)の全8回 |
会場 |
PwCコンサルティング合同会社 Technology Laboratory活動拠点
(東京都千代田区)
※講義は全て対面となり、オンラインでの参加はできません。
※一部、外部施設の見学や千葉工業大学の会場での実施を予定。 |
受講対象者 |
・ロボティクス関連ビジネスの立ち上げをご検討中の企業に所属する方
・ロボティクス関連のベンチャー、スタートアップ企業に所属する方
・ロボティクスへの興味関心の高い学生の方 |
受講料 |
100万円(税別)/人 |
申し込み
方法 |
2025年10月1日(水)までに、以下よりオンラインにて登録
https://forms.gle/yy4EjjK8kYNmnGKz5
※定員を超える場合、申し込みフォームへの記載内容をもとに受講者選抜を行うことがあります。 |
講師 |
千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター 所長 古田 貴之
PwCコンサルティング合同会社 スペシャルアドバイザー 金出 武雄
PwCコンサルティング合同会社 執行役員 パートナー 三治 信一朗
その他、千葉工業大学研究員、先端ロボットシステムインテグレーター、大手ロボットメーカー役職者、PwCコンサルティングのコンサルタント |
その他 |
全8回の講義に出席し、受講期間終了後に所定の期限までに講義全体を振り返ったレポート(学びの要点を整理した内容)と所定のプレゼンテーションを提出および実施し、一定の水準に達した方には、修了証を発行します。 |
カリキュラムや日程の詳細、また注意事項などは、以下をご参照ください。
https://www.pwc.com/jp/ja/seminars/robotics-business-management-course2025.html
■千葉工業大学について
千葉工業大学は千葉県習志野市を中心に 3 キャンパスを構え、5 学部 17 学科を擁する大学です。現在約 10,000 人が専門領域を超えた知識と問題解決力の修得を目指して学修しています。大学直轄の組織として未来ロボット技術研究センターを設置し、ロボットの研究開発を推進し、ロボティクスベンチャーを輩出しています。
https://chibatech.jp/
以上
PwCコンサルティング合同会社について:https://www.pwc.com/jp/consulting
PwCコンサルティング合同会社は、経営戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供しています。PwCグローバルネットワークと連携しながら、クライアントが直面する複雑で困難な経営課題の解決に取り組み、グローバル市場で競争力を高めることを支援します。
PwC Japanグループについて:https://www.pwc.com/jp
PwC Japanグループは、日本におけるPwCグローバルネットワークのメンバーファームおよびそれらの関連会社の総称です。各法人は独立した別法人として事業を行っています。
複雑化・多様化する企業の経営課題に対し、PwC Japanグループでは、監査およびブローダーアシュアランスサービス、コンサルティング、ディールアドバイザリー、税務、そして法務における卓越した専門性を結集し、それらを有機的に協働させる体制を整えています。また、公認会計士、税理士、弁護士、その他専門スタッフ約13,500人を擁するプロフェッショナル・サービス・ネットワークとして、クライアントニーズにより的確に対応したサービスの提供に努めています。
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