「安全なデジタル社会をつくり、日本を前進させ続ける。」をミッションと掲げる、株式会社エルテス(本社:東京都千代田区、代表取締役:菅原貴弘、証券コード:3967、以下「エルテス」)は、進化が進む生成AIの領域において、企業のレピュテーション管理と戦略立案を支援する新サービスの提供を開始いたしましたので、お知らせいたします。
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■背景
近年、生成AIの急速な普及により、消費者の情報収集行動が大きく変化しています。総務省「情報通信白書」(令和7年版)によれば、個人における生成AI利用率は前年の9.1%から26.7%へと急増(※1)しており、主な用途である情報収集にもAI検索の利用が広がっていると考えられます。具体的には、従来のように検索エンジンにキーワードを入力して情報を探すのではなく、ChatGPTやGeminiなどの生成AIに自然な言葉で質問し、直接回答を得るスタイルが急増しています。そのため、企業のコンテンツ制作においても、従来の「SEO(検索エンジン最適化)」から「AIO(AI検索最適化)」へと、最適化戦略が進化しており、ブランド価値向上に向けて、AIを活用した検索アルゴリズムへの対応の重要度が高まっています。
こうした動きに伴い、企業に関する情報も生成AIを通じて取得される機会が増える一方で、誤った回答や信頼性の低い情報源に基づくアウトプットが拡散されることで、企業のレピュテーションが脅かされるリスクが高まっています。
■サービス概要
エルテスでは、こうした新たなデジタルリスクに対応するべく、従来から提供している検索エンジン上の風評被害、SNS上のリスク把握のためのモニタリングサービスなどを提供してきたノウハウを横展開し、生成AIの回答アウトプット監視、AIO/LLMOを通じたブランド価値毀損を防ぐハルシネーション対策、コンテンツ策定コンサルティングなどの一貫した生成AIリスク対策サービスの提供を開始いたします。
(1)情報収集
コーポレート全般、採用、IR、製品・サービスの4つの観点で、生成AI上の情報を監視、収集
(2)情報の分析&リスク検知
収集した情報を、AIと人の目を用いて分析し、レピュテーションリスクを検知
(3)定点観測
生成AIにおけるブランド認知の定点観測を行い、ネガティブ情報の原因を究明、月次レポートにて報告
(4)対策
コンテンツ戦略の策定支援、事実とは異なる情報を生成するハルシネーションの対策、過剰なAIバイアスの軽減、AIが解釈しやすいライティングなどの対策を支援