2025年9月12日
PwCコンサルティング合同会社
PwCコンサルティング、
エッジ半導体×ロボティクスの事業化支援を本格化
― 牧本次生氏をアドバイザーに迎え、構想策定から共創エコシステム構築まで一貫支援 ―
PwCコンサルティング合同会社(東京都千代田区、代表執行役CEO:安井 正樹、以下「PwCコンサルティング」)は、AIやエッジ半導体を活用したロボティクス分野において、ユースケースの創出と事業化を支援するアドバイザリーサービスの提供を開始しました。構想策定、技術戦略、企業間連携の支援を強化し、日本のロボティクス産業における国際競争力の向上を目指します。また本取り組みにあたり、1996年の日米半導体協定終結交渉において業界代表を務めた牧本次生氏をアドバイザーに迎え、政策・産業の両面から支援体制を構築します。
日本の競争力強化に向けた背景と問題意識
日本では半導体製造分野への官民投資が進む一方で、それらを活用する「利用側」の産業創出が課題となっています。とりわけ、ドローン、自動運転、産業用ロボット、災害対応、介護支援といったロボティクス分野は、リアルタイムな判断・制御を要する代表的な「エッジ半導体の出口」であり、そのポテンシャルが注目されています。こうした分野で日本の強みを発揮し、国際的プレゼンスを高めていくためには、産官学の連携によるユースケース主導の戦略設計と、持続的な共創体制の構築が不可欠です。
提供サービス概要:構想から実装、そしてグローバル連携へ
PwCコンサルティングは、企業の技術や資産を基盤に、ロボティクスを中心としたエッジ半導体の応用構想をともに描き、社会実装・事業化までを一貫して支援します。
【主な提供内容】
・市場分析/ユースケース設計/事業モデル構築(ロボティクス産業を中心とした応用シナリオの具体化支援)
・企業資産を活用した構想策定支援(技術・知財/人的資源を基にした新サービス/製品の立案支援)
・共創体制の設計/運営支援(半導体、製造装置、ロボティクス関連企業との連携枠組みの構築)
・技術戦略/ロードマップ策定支援(研究開発から商品化、市場投入戦略、海外連携までの技術支援)
アドバイザー就任について
本取り組みを戦略的に推進するにあたり、半導体政策に精通した牧本次生氏をアドバイザーにお迎えします。日米半導体協定終結交渉を業界代表として主導した経験を活かし、産業政策と市場形成の両視点から助言をいただきます。
■牧本次生氏の略歴
PwC半導体イニシアティブ顧問、半導体産業人協会特別顧問、日本半導体歴史館館長
・学歴:
・1959年:東京大学工学部卒
・1966年:スタンフォード大学EE修士卒
・1971年:東京大学工学博士
・1997年:IEEEフェロー
・実績:
・1991年:「牧本ウエーブ」の発見命名(英紙Electronics Weeklyによる命名)
・1996年:日米半導体協定の終結・WSC(世界半導体会議)設立で主導的役割
・受賞歴:
・1973年:市村賞
・1979年:I-R 100 Award
・2004年:Bellwether Award
・2013年:グローバルIT賞(アルメニア大統領)
・2018年:IEEE Robert N. Noyce Medal
以上
PwCコンサルティング合同会社について:
https://www.pwc.com/jp/consulting
PwCコンサルティング合同会社は、経営戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供しています。PwCグローバルネットワークと連携しながら、クライアントが直面する複雑で困難な経営課題の解決に取り組み、グローバル市場で競争力を高めることを支援します。
PwC Japanグループについて:
https://www.pwc.com/jp
PwC Japanグループは、日本におけるPwCグローバルネットワークのメンバーファームおよびそれらの関連会社の総称です。各法人は独立した別法人として事業を行っています。
複雑化・多様化する企業の経営課題に対し、PwC Japanグループでは、監査およびブローダーアシュアランスサービス、コンサルティング、ディールアドバイザリー、税務、そして法務における卓越した専門性を結集し、それらを有機的に協働させる体制を整えています。また、公認会計士、税理士、弁護士、その他専門スタッフ約13,500人を擁するプロフェッショナル・サービス・ネットワークとして、クライアントニーズにより的確に対応したサービスの提供に努めています。
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