東洋学園大学(東京都文京区/理事長:江澤雄一)現代経営学部の大村惠子教授と本庄加代子専任講師は、「冷や汗・英語体験プログラム」を9月1日(火)・2日(水)、16日(水)・17日(木)の日程で実施している。これは、旅館 澤の屋(東京都台東区/代表:澤功)の協力の下、同旅館に滞在する外国人宿泊者に学生らが英語で書道を教えるというもの。「単語英語でもOK!失敗OK!」の実地トレーニングによって、英語の苦手な学生が学習を始めるきっかけを作り、インバウンドマーケット活性化に資する人材を育成する。
「冷や汗・英語体験プログラム」とは、同大の学生が、旅館 澤の屋の外国人宿泊者に、書道 “Shodo Experience”を提供するもの。“逃げ場のない”英語実地トレーニングによって、学生の語学学習へのモチベーションを喚起し、増え続ける外国人観光客に自然に対応できる能力の養成を目的としている。
このような草の根国際交流を通じて、学生の小さな成功や挫折の体験を自信へと変え、最終的には日本のインバウンドマーケット活性化に資する人材の輩出を目指す。
■実施背景―「完璧な英語への思い込みの払拭」
東洋学園大学で長年、英語教育に携わる大村惠子教授は「完璧な英語じゃないといけない」という学生の根深い思い込みが学習への意欲を減退させていることを常々問題視していた。大学に入学する際、学生たちは中学高校の6年間で既に一通りの英語学習を終えてはいるものの、苦手意識は強く、一部の学生においては高度で複雑な英語を更に机上で学ぶことに対して抵抗感さえも持っていた。そこで大村教授は、ビジネス経験が長くマーケティングの専門である本庄加代子専任講師と協働し、中高で学んできた英語の知識を最大限活かす方策を模索する中で、旅館 澤の屋の全面的な協力のもと、同プログラムの試行に至った。
■本プログラムの特長―「学習のキッカケにつながる、 冷や汗体験の提供」
英語を話さざるを得ない環境を学生に提供し、そこで今知っている英単語を駆使してコミュニケーションを図る同プログラムは、国際交流の小さな「挫折」と「喜び」を体験させるもの。どのような学生でも「英語を話したい」という欲求はあるが、日本語がメインの国内ではそのきっかけがつかみ辛く、学習を継続することは困難である。同プログラムは「学習成果を試す」ための英語体験の提供ではなく、学習を始めるきっかけづくりに主眼を置いた「失敗から学ぶプログラム」であることが大きな特長。
■外国人観光客からの評価―“ It gives us a different view of young people in Japan!”
外国人観光客の満足度は「大変素晴らしい」が100%(N=14)を占める。日本の大学生から直接、書道を習う経験は、リアルな日本を体感するとてもよい機会となっており、既に“Students are great teachers!”“ I knew Japanese students are so cool! ”“We want to learn SHODO more!” “It gives us a different view of young people in Japan”など喜びの感想を多数頂いている(写真:外国人観光客の反応(4))。
■今後の継続実施の予定日
今後は、9月16日(水)と17日(木)の20:30~22:00に旅館 澤の屋で実施予定。
今回の書道体験を皮切りに、現代経営学部では2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた外国人観光客の受け入れ促進に向け、今後もさまざまな取り組みに挑戦する予定。
▼本件に関する問い合わせ先
東洋学園大学 広報室(担当:大内・大橋)
TEL: 03-3811-1783
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