和菓子の「とらや 赤坂店」(東京都港区赤坂4-9-22)の地下1階に位置する「虎屋 赤坂ギャラリー」にて、2026年6月10日(水)~9月23日(水・祝)の期間、木版画をテーマにした展示を開催いたします。

鈴木春信「夜の梅」(左)「調布の玉川」(右) 長尾版画匠
日本を代表する芸術の一つである浮世絵は、絵師の描いた下絵が彫師、摺師によって完成される木版画です。その技術は現在まで継承されており、2007年には「江戸木版画」として国の伝統的工芸品にも指定されました。今回の展示では、現代の江戸木版画の彫師・摺師によって制作された、浮世絵の名作をご覧いただけます。特に鈴木春信の「夜の梅」は、とらやの代表銘菓『夜の梅』と共通する題材であることから、長尾版画匠版を栞などに使用してきた、縁の深い作品です。
また、和菓子を贈答する際に使用する掛紙の見本帳「おさらい集」も展示いたします。
手摺木版ならではの美しい色彩、江戸の粋をお楽しみください。
◇小倉羊羹『夜の梅』◇
梅はその楚々とした姿かたちの美しさに加え、古くより上品な香りが賞賛され、和歌をはじめとした古典文学の題材として好まれてきました。とらやを代表する小倉羊羹『夜の梅』も、切り口の小豆を夜の闇に咲く梅に見立てて、つけられた菓銘(菓子の名前)です。和歌の世界観を思わせるこの菓銘は、古くは元禄7年(1694)の古文書に見ることができ、羊羹の銘としての最初の記録は、200年ほど前の文政2年(1819)にさかのぼります。
■展示内容■
浮世絵の名品で楽しむ木版画の美しさ
よく知っている浮世絵作品でも、実際に摺られた木版画をじっくり鑑賞する機会は意外と少ないのではないでしょうか。鈴木春信の名作6点を含め、人物画、花鳥画、風景画など計18点を展示。闇の黒、水の青、ふんわりした布の白など木版画ならではの表現を間近でご覧ください。(写真撮影可)
ギャラリー内イメージ
かわいらしいデザインの「おさらい集」
かつては菓子を贈答する際にかける掛紙にも、木版画が多く使われていました。「おさらい集」は掛紙の見本帳で、日本舞踊や長唄、清元など伝統芸能のおさらい会(発表会)で配る菓子のために、演目にあわせたデザインが100種類以上用意されていました。今回その一部約30点を展示いたします。お気に入りの絵柄を探してみてください。
■展示協力(順不同・敬称略)■
台東区/長尾版画匠
■基本情報■
展示タイトル:虎屋 赤坂ギャラリー企画展「江戸木版画と浮世絵展」
展示期間:2026年6月10日(水)~9月23日(水・祝)※入場無料
展示期間中の休館日:7月6日(月)、8月6日(木)、9月6日(日)
*赤坂店休業日に準じる
時 間:9:30~18:00
場 所:虎屋 赤坂ギャラリー(東京都港区赤坂4-9-22 とらや 赤坂店 地下1階)
地下鉄赤坂見附駅A出口より徒歩約7分
電 話:03-3408-2402(担当部署/虎屋文庫)

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