世界的な情報サービス企業のトムソン・ロイター(本社:米国ニューヨーク)が今年1月に発表した「高被引用論文著者(Highly Cited Researchers/以下:HCR)」に、東京理科大学生命医科学研究所ヒト疾患モデル研究センター長の岩倉洋一郎教授が「免疫学分野」で選出された。これは、科学研究の各分野において高い影響力を持つ科学者を論文の引用動向から分析したもので、今回は全世界で約3,000名、日本からは約80名の科学者が選出されている。
岩倉教授は、主に発生工学的手法による疾患モデルマウスの作製・解析を介して疾患発症機構を解明し、治療法開発につなげることを目指しており、昨年に引き続く選出となる。今回の選出は2003年1月から2013年12月の11年間にデータベースに収録された論文が分析の対象となっている。
HCRは、高被引用論文(トップ1%論文)を一定数以上発表している研究者をリストアップして称えるもので、研究コミュニティに高いインパクトを与える研究者を抽出し、記録することを目標に発表している。引用数が高い論文は意義深く有益であると判断したひとつの目安となる。日本の高被引用論文が多く輩出されている分野は、植物・動物学、免疫学となっており、これらの分野において、日本は世界の中でも大きな存在感を示しているといえる。
なお、今回の栄誉を称え、3月7日(月)に同大野田キャンパスの岩倉教授の研究室で、2年連続のHCR選出栄誉を称える表彰式を執り行う。
◆式典概要
【日 時】 3月7日(月)13:30~
【会 場】
東京理科大学野田キャンパス 生命科学研究所1F
(千葉県野田市山崎2669)
【申 込】
添付PDFファイルFAX返信用紙に必要事項を記入のうえ、FAXで申し込み。
FAX: 0120-653-545(フリーダイヤル)
■東京理科大学生命医科学研究所ヒト疾患モデル研究センター長
教授 岩倉 洋一郎
1970年 京都大学理学部化学科卒業
1974-1985 京都大学ウイルス研究所助手
1978-1980 米国スローン-ケタリング癌研究所 Associate Researcher
1985-1992 東京大学医科学研究所ウイルス感染研究部助教授
1992-1998 東京大学医科学研究所実験動物研究施設教授
1993-1996 東京大学医科学研究所実験動物研究施設長
1998-2009 東京大学医科学研究所ヒト疾患モデル研究センター教授
2004-2009 東京大学医科学研究所ヒト疾患モデル研究センター長
2009-2012 東京大学医科学研究所システム疾患モデル研究センター長、教授
2012- 東京理科大学生命医科学研究所教授
2012- 東京大学名誉教授
2013- 東京理科大学生命医科学研究所ヒト疾患モデル研究センター長
●東京理科大学生命医科学研究所HP
http://www.ribs.tus.ac.jp/
●実験動物学研究部門 岩倉研究室HP
http://www.rs.tus.ac.jp/iwakuralab/
▼本件に関する問い合わせ先
東京理科大学 広報課 担当 石黒・三宅
TEL: 03-5228-8107
FAX: 03-3260-5823
E-mail: koho@admin.tus.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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