学習院女子大学(東京都新宿区)日本文化学科の清水敏男教授はこのたび、フランス共和国より芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受勲した。芸術文化勲章は1957年に創設され、フランス共和国文化通信省より与えられる勲章。フランス文化の紹介者、普及の実務者、あるいは支援した人が叙勲の対象になる。ここ10年間で約120人の日本人が芸術文化勲章を受勲しており、映画監督や歌舞伎役者、建築家、音楽家等、数多くの著名人が受勲した。
清水敏男教授は、フランスのルーブル美術館大学で学び、学習院女子大学では現代美術史、アートマネジメント(博物館学)を専門としている。また、大学での講義のほかにも美術評論家、インディペンデントキューレーターとして美術批評、展覧会企画、パブリックアートプロジェクトに携わっている。近年携わった展覧会は、上海ビエンナーレ(2000年)、THE MIRROR(2014年)など。また、監修したパブリックアートには、東京ミッドタウン、名古屋ルーセントタワー、横浜三井ビルディングなどがある。
学習院女子大学では授業の一環として、オノ・ヨーコ展(2008年)をはじめとして文化交流ギャラリーでさまざまな展示を実施。多くの学生が企画・運営に参加している。
■清水 敏男(しみず としお)教授
【専門分野】
現代美術史、アートマネジメント(博物館学)
【主な研究業績】
(著書・論文)
・共著『東京ミッドタウンのアートとデザイン』、東京書籍、2007年8月
・共著「美しい駅、美しいまち」『街とアートの挑戦』、東京書籍、2010年3月
・共著「海と山の間の自然」『Bae Bien-u 済州島』、株式会社パイ インターナショナル、2014年5月
(展覧会カタログ寄稿)
・「二つの山」、展覧会カタログ『二つの山 畠山直哉 バルタザール・ブルクハルト』、二つの山展実行委員会、2006年4月
・「多摩川アートラインのめざすもの」、展覧会カタログ『多摩川アートラインプロジェクト2007』、多摩川アートラインプロジェクト実行委員会、2008年年3月
・「学習院女子大学のオノ・ヨーコ展について」、展覧会カタログ『オノ・ヨーコ Bell of Peace 平和の鐘』、学習院女子大学、2011年
・「Ou Fengguo: Paintings that Contain the Power of the Cosmos」, 展覧会カタログ『Grain Rain by Ou Fengguo』、北京市Hi芸術中心、2015年
【社会活動】
・一般社団法人アート・アンド・パブリック協会理事長
・公益財団法人新宿未来創造財団理事
・公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団評議員
・国際美術評論家連盟会員
・美術史学会会員
・ICOM国際博物館評議会会員
・日仏美術学会会員
●学習院女子大学HP
http://www.gwc.gakushuin.ac.jp/
▼本件に関する問い合わせ先
学習院女子大学 事務統括部事務運営課
TEL: 03-3203-1906(代表)
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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