昭和大学の「医系総合大学の実績を基盤とした生体内レドックス制御機構解明と臨床応用:健康長寿に貢献する大学創成」が文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」に選定

昭和大学の「医系総合大学の実績を基盤とした生体内レドックス制御機構解明と臨床応用:健康長寿に貢献する大学創成」が、文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業」タイプB【世界展開型】に選定された。今後は研究成果を健康長寿のための医療に応用し、患者や医療従事者への波及を通じて、レドックス医療の研究拠点としての大学ブランドを創成していく。


 「私立大学研究ブランディング事業」とは、学長のリーダーシップのもと、優先課題として全学的な独自色を大きく打ち出す研究に取り組む私立大学に対し、経常費・施設費・設備費を一体的に支援するもの。昭和大学が選定されたタイプB【世界展開型】は、先端的・学際的な研究拠点の整備により、学際・融合領域・領域間連携研究等による新たな研究領域の開拓、生産技術の確立や技術的課題への大きな寄与、国際連携等のグローバルな視点での横断的取り組み、社会的ニーズに対応した知の活用等を目的とする事業を対象としている。

 同大はこれまでも、教育体制の充実度、私学助成金や科研費などの競争的資金の獲得状況および大型研究プロジェクトへの参画など、独自のブランディング戦略を展開し、他大学と異なる独自性の強化に努めてきた。
 このたびの事業では、医療分野を網羅した医系総合大学のネットワークを活かし、PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Act Cycle)型の学長統括体制のもと、生活習慣病における生体内レドックス(酸化還元反応)の機能を解明。その成果を健康長寿のための医療に応用し、患者や医療従事者への波及を通じて、レドックス医療の研究拠点としての大学ブランドを創成する。

◆事業概要
【目 的】
 レドックス反応とは生体内で起こる酸化還元反応の総称であり、その異常はさまざまな生活習慣病に深く関係している。高齢化が進むわが国にとって、生活習慣病といかに賢く付き合うかは、大変に大きな社会的ニーズのある問題である。本事業では、レドックスと生活習慣病の関係を科学的に解明するとともに、その成果を医療や介護の技術開発に応用し、国民の健康長寿に貢献することを目的とする。昭和大学は医・歯・薬・保健医療学部からなる医系総合大学であり、同大各学部、附属病院、附置研究所の連携による融合的研究を進めることによって、疾患・健康に関わる基礎的研究から治療、リハビリ、予防まで多分野からのアプローチを総合的に推進することができる。
 がん、循環器疾患、糖尿病、骨粗鬆症、歯周病、認知症などの疾患は、現在非常に多くの患者数を数えている。これらの疾患はいずれも生活習慣の影響を強く受け、生体内のレドックス反応がその発症進展に深く関わっている可能性が推測されている。本事業では、これらの疾患と関連する具体的なレドックス物質やレドックスシグナルを解明する。こうした基礎研究の成果を細胞機能を制御する技術に展開し、生体の各機能におけるレドックス制御の役割を明らかにする。さらに、その成果を臨床研究の場で検証していく。こうした様々なレベルでの一連の研究から、治療や、機能回復、予防へと、いろいろな段階への応用的研究につなげていく学内の研究ネットワーク体制を構築する。
 同大は本邦唯一の医系総合大学であり、多数の附属病院と附置研究所を持つ。本事業の研究を通じて、同大の特徴を最大限に生かす研究体制をより実質的なものにして、同大の研究ブランドとしてアピールするとともに、社会にその成果を還元する。

【期待される研究成果】
(1)レドックス異常を介した生活習慣病の発症メカニズムを解明できる
(2)レドックスをコントロールし、臨床応用に役立てる

●参考
昭和大学
http://www10.showa-u.ac.jp/~branding/index.html
文部科学省私立大学研究ブランディング事業
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/002/002/1379674.htm

▼本件に関する問い合わせ先
 学校法人 昭和大学
 総務部 総務課(広報担当)
 TEL: 03-3784-8059 (直通)

【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/

この企業の関連リリース

この企業の情報

組織名
昭和大学
ホームページ
https://www.showa-u.ac.jp/
代表者
久光 正
上場
非上場
所在地
〒142-8555 東京都品川区旗の台1-5-8

検索

人気の記事

カテゴリ

アクセスランキング

  • 週間
  • 月間
  • 機能と特徴
  • Twitter
  • デジタルPR研究所