次世代の小学校教員の養成という目的を掲げ、2013年4月に新設された学習院大学文学部教育学科の第1期生46名が今春卒業し、うち21名が小学校教員としてのキャリアをスタートした。卒業生46名のうち教員採用試験を受験したのは23名で、22名が合格。そのうち大学院進学者を除く21名全員が小学校教員として採用され、教員志望の学生のほぼ全員が、その夢を叶えた。
採用の内訳は、東京都6名、神奈川県4名、千葉県2名、埼玉県3名、山口県1名、横浜市1名、川崎市2名、私学2名。教員志望の学生のうち、95%が関東圏を中心に、小学校教員として採用されたことになる。
学習院大学は、次代を担う人々の成長を促進し共生社会を形成・創造するための資質・能力をもった人材を育成することをめざし、2013年4月に文学部教育学科を新設。入学定員は50名で、自然体験学習やボランティア学習をカリキュラムに取り入れた少人数教育により、小学校教員の養成を行っている。
開設5年目となる2017年度には、演習科目・理論系科目・教員免許科目を更に充実させた新カリキュラムへと移行。より密度の濃い実践的なカリキュラムにより、高いコミュニケーション能力を持ち、価値観の多様化やグローバル化が進む社会を「学び」の視点から支えることのできる小学校教員の養成をめざす。
入試制度についても改革を進めており、個性的な高校生を獲得する公募制推薦を導入したほか、次年度入試からは理系科目が得意な受験生のための入試機会を設ける。
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