敬愛大学(千葉市稲毛区)は、9月1日(土)~ 3日(月)まで2泊3日の日程で「宮城ボランティア2018」(通称:宮ボラ)を実施する。これは、東日本大震災が発生した2011年から毎年夏休みを利用して行っているもので、今年で8年目。宮城県と福島県で被災者らから話を聞くほか、尚絅学院大学(宮城県名取市)、西南学院大学(福岡市)との合同ディスカッションなどを予定している。
「宮ボラ」は、「復興」のことばの影で風化が懸念される震災被害を忘れないための活動で、毎年参加している上級生もいれば、初参加の若い学生もいる。研修プログラムの企画には学生たちも加わっており、学生一人ひとりが各々の経験や関心を活かす活動になることが期待される。
今年は福島県と宮城県で、さまざまな立場から震災と向かい合ってきた人たちから話を聞く活動を行う。福島県では、行政区全域での避難と復帰を指揮した川内村の遠藤雄幸村長と、南相馬市小高区の安部克己前区長の二人。宮城県では、津波でお子さんを亡くした鈴木典行さん(大川伝承の会)、田村孝行さん・弘美さん夫妻(七十七銀行女川支店被災者家族会)、丹野祐子さん(閖上中学校遺族会)から話を聞く。
また、毎年同大のボランティア活動に協力している尚絅学院大学で、西南学院大学も交えた3大学合同でのディスカッションを予定。尚絅学院大学は宮城で、西南学院大学は福岡で、それぞれ地震や水害への支援にかかわってきた。敬愛大学は福島で学んだこと、千葉で経験したことなどを意見交換する予定。概要は下記の通り。
◆「宮城ボランティア2018」概要
【目 的】
東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県、福島県を訪問し、建学の精神「敬天愛人」の実践を図る。
【テーマ】
3つの「つ」 ~つたえる、つながる、つづける
【実施期間】
9月1日(土)~3日(月) 2泊3日
【参加者】
学生32名、引率教職員3名
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・敬愛大学が夏休みに「宮城ボランティア2017」を実施 -- 震災被害を忘れないための活動を展開(2017.06.10)
https://www.u-presscenter.jp/2017/06/post-37471.html
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