法政大学江戸東京研究センター(東京都千代田区)では3月30日(土)、テクノロジーと江戸・東京の発展について幅広い学問領域から考察するワークショップ「テクノロジーと東京」を法政大学市ケ谷キャンパスにて開催します(参加無料、事前申込不要)。
屋内・屋外、個人・共同体、運動・静止、仕事・余暇、生産・消費、健康・病気、ハード・ソフト、自然物・人工物など、どのように異なる範疇を想定しても、人間がモノ(モノとしての人間、モノとしての記号も含む)に関わる限り、そこには必ずテクノロジーの関与があります。そして、テクノロジーはそれとしてはユニヴァーサルなものですが、それを生み出す仕方、あるいはそれを用いる仕方には、時と場所とで違いが生じてきます。
こうして、東京にも、テクノロジーの、東京ならではの特徴的な存在の仕方が、ポジティブにもネガティブにも認められていくでしょう。
経済性や効率のチャンピオンであるということだけでなく、東京がそれ以上に文化的にも魅力があったり、なかったりするのを陰で演出しているのも、何より、このテクノロジーではないかと考えます。
このような観点から、テクノロジーと東京との関わりを、さまざまの領域に属するさまざまな問題に即して論じます。
【開催概要】
日時:2019年3月30日(土)10:00~18:00
会場:法政大学市ケ谷キャンパス ボアソナード・タワー25階 研究所会議室5(東京都千代田区富士見2-17-1)市ケ谷駅または飯田橋駅徒歩10分
プログラム:
パネル1<交通>10:00~12:00 司会:安孫子 信(法政大学教授)
「交通体系の変化と東京の都市構造の変容」陣内 秀信(法政大学特任教授、建築史)
「効率の最大化によって変質する都市空間」岩佐 明彦(法政大学教授、都市計画・建築計画)
「社寺参詣と近代東京の電鉄」鈴木 勇一郎(立教大学立教学院史資料センター教育研究コーディネーター、日本近代史)
パネル2<建築>13:00~15:00 司会:山本真鳥(法政大学教授)
「メタボリズムと東京」北山 恒(法政大学教授、建築)
「奪われる自由と創造される空間」高村 雅彦(法政大学教授、建築史)
「まちに眠るテクノロジーの記憶を探る」岩井 桃子(横浜国立大学非常勤教員、パブリックアート)
パネル3<テクノロジー>15:10~17:10 司会:安孫子信
「人間とテクノロジーのインタラクションをデザインする:シリコンバレーと東京」白石 さや(東京大学名誉教授/岡崎女子大学教授、文化人類学)
「江戸時代の科学技術と現代のロボット」石井 千春(法政大学教授、ロボット工学)
「テクノロジーとしての文学言語」田中 和生(法政大学教授、文学評論)
全体討論17:15~18:00
▼本件に関する問い合わせ先
法政大学江戸東京研究センター事務室
岩瀬
TEL:03-5228-9682
メール:edotokyo-jimu@ml.hosei.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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