昭和大学(東京都品川区/学長:小出良平)は、昭和大学横浜市北部病院に甲状腺センターをオープンすることを決定しました。甲状腺ならびに副甲状腺疾患の患者を対象に、手術件数年間500件、ラジオ波治療年間50件達成を掲げる、昭和大学における甲状腺疾患に特化した専門的なセンターとなります。
現在、横浜市北部病院での甲状腺手術症例は年間300件を越え、国内でも有数の施設になっています。これを基に、外科手術のみではなく、診療科の枠を越えて大学病院として初の「甲状腺センター」を設立することになりました。
一般診療において甲状腺疾患の頻度は非常に高く、バセドウ病院や橋本病といった甲状腺ホルモン異常などが治療の対象となります。薬物治療だけでなく、妊娠、授乳時の問題、抗甲状腺剤の副作用など専門的な知識と経験が要求されます。
また、腫瘍性病変においても、安全で確実、しかも整容性に優れた治療が求められ、非手術療法としての「エタノール局注療法」「アイソトープ療法」を行い、国内で「甲状腺ラジオ波焼灼治療(RFA)」を実践しているのは昭和大学だけであり、多くの注目を集めています。
同センターには、福成信博 センター長を含め外科医5名、内科医、耳鼻咽喉科医、病理診断医、超音波検査士が所属する予定です。福成信博 センター長は、甲状腺治療に長年携わり、これまでに5,000件以上の甲状腺手術経験を有し、2018年10月に開催された第51回日本甲状腺外科学会学術集会で会長を務めるなど、甲状腺分野において高い評価を受けています。
今後は、昭和大学藤が丘病院とも連携、協力を推進し、甲状腺専門医および若手医師の育成の場として先端的な教育と研究の更なる発展が期待されます。まずは、甲状腺疾患、副甲状腺疾患の新しい検査法・治療法の開発に関する最新の情報を収斂させる場として、第1回昭和大学甲状腺フォーラム学術集会を5月18日(土)に開催いたします。「新世代に向かう甲状腺診療」をメインテーマに、ゲノム医療、妊娠とバセドウ病、福島原発事故と甲状腺疾患、甲状腺術後出血に対する医療安全などの特別講演、シンポジウムが予定されています。
なお、2019年2月28日、新横浜国際ホテルにて「第14回 昭和大学横浜市北部病院 地域医療連携フォーラム 甲状腺センター 開設記念講演会・祝賀会」を開催しました。
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