3月29日、京都産業大学は、益川塾塾頭を務める益川敏英教授の退職に伴い、益川教授の学術分野の発展と大学への多大な貢献に対し、京都産業大学は名誉教授の称号を授与した。
京都産業大学益川塾塾頭の益川敏英教授は、2003年に京都産業大学理学部教授に就任し、2008年には、「クォークの世代数を予言する対称性の破れの起源の発見」により素粒子理論で先駆的な役割を果たしたことが評価され、ノーベル物理学賞を受賞した。
京都産業大学は、益川教授がノーベル物理学賞を受賞したことを顕彰し、その輝かしい栄誉が伝統ある個性あふれる学問の系譜を育み、永続することを願い、2009年6月に益川塾を設立し、益川教授が塾頭に就任した。益川塾は、独立不羈の精神を堅持しつつ互いに切磋琢磨し、研究に専念し誇るべき成果を上げるとともに、生涯にわたり学問を継続するための揺るぎなき礎を築く場を提供し続け、若手研究者の育成や高校生に科学の魅力を伝えるイベントを開催してきた。
-益川敏英 教授コメント-
「これまで研究はもちろん、興味・関心のある様々なことに純粋に向き合ってきた。若い人には、夢中になれることを探してもらいたい。そして指導する立場にある人には、若い人を正しく導いてもらいたいと思う。若い人にとって科学との初めの接点が重要だと考えているが、益川塾では、高校生が自分の興味に進んでいく入口としての役割を果たすことができたのではないか。また、若手研究者の育成にも貢献できたと思う。これからは、大好きな読書やクラシック音楽を楽しみながら、ゆっくりと過ごしたい。」
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
関連リンク
・益川塾 Webページ
https://www.kyoto-su.ac.jp/collaboration/masukawa/
▼本件に関する問い合わせ先
京都産業大学 広報部
住所:〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
TEL:075-705-1411
FAX:075-705-1987
メール:kouhou-bu@star.kyoto-su.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/