日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)が開発した製鋼プロセスYES(Yawata Environment-friendly Smelter)が、科学技術に関する開発、理解増進等において顕著な成果を収めたものの功績を讃える賞である「平成31年度文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)」を受賞しました。表彰式は本年4月17日に文部科学省講堂で実施されます。
1.受賞内容
(1) 受賞名 : 平成31年度文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)
(2) 受賞件名 : クロムの系外排出ミニマムを達成した製鋼プロセスの開発
2.開発の特徴と成果
転炉プロセスに合金鉄溶解炉プロセスを組み合わせたYESは、炉底からアルゴンガス等を吹き込み、装入物の溶解と反応を促進させることができる、スクラップ溶解のための還元雰囲気の電気炉となっています。このYESにより、クロム含有のスクラップ、ダスト、スケール、転炉スラグを全量、さらに外部調達のクロム含有のスクラップのリサイクルが可能となる等、環境面だけではなく、生産性の向上とコスト削減が図られました。
日本製鉄グループは、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した製造プロセスの開発、優れた製品・サービスの提供を通じて社会の発展に貢献して参ります。
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以 上