AFCが初の二重通貨建てサムライ債貸付制度を確立
- アフリカ・ファイナンス・コーポレーション
- 2019年09月18日
- 13:23

- アフリカの発行体にとって史上最大の初サムライ債
- 同制度では2億3,300万米ドルおよび10億円を調達
- 幅広い国際的投資家層を確立するというAFCの目標を推進
MUFGはこの取引のファシリティ・エージェント、SMBCはドキュメンテーション・エージェントの役割を果たします。
この制度は2つのトランシェで組成されており、双方(米ドル優位のトランシェAと日本円優位のトランシェB)がそれぞれ3年で満期(一括返済)となります。これはAFC初のアジア通貨による貸付制度であり、AFCが資金の多様化を図るべく幅広い投資家層を構築し、世界中の機関がアフリカの開発に参画できるようにするための重要なステップとなります。
今回の資金調達は日本の貸付市場で非常に好意的に受け入れられ、大幅な募集超過に至りました。これはアフリカの発行体にとって史上最大となる初サムライ債であり、2019年9月6日に署名が行われ、8社の日本の貸付企業が契約しています。同制度は2019年7月23日に、1億5,000万米ドルでジェネラル・シンジケーションを開始しました。
同制度から得た収益は、AFCの設立合意書と憲章に則り、企業のさまざまな目的に使用されます。
AFCの会長兼CEOであるサマイラ・ズバイル(Samaila Zubairu)氏は、次のように述べています。「幅広い貸付企業がシンジケーションを支援しているという事実は、AFCが明確に定義したアフリカの成長戦略への参加に対し、日本の貸付市場が高い関心を持っていることを示しています。この貸付商品の成功は、アフリカのインフラ欠落に対するソリューションの提供という私たちの使命を支える投資家層を構築する中で、資金源を多様化させるAFCの能力と、投資適格機関としての強固なファンダメンタルズを証明するものです。」
AFCについて - www.africafc.org
AFCは2007年に10億米ドルの自己資本金で設立された投資適格の国際的金融機関であり、アフリカ全土にわたる民間セクター主導のインフラ投資を促す役割を担っています。現在、約45億米ドルの貸借対照表を持つAFCは、ムーディーズ・インベスターズ・サービスからA3/P2(安定的見通し)の評価を受けており、アフリカで2番目に高い投資レベル格付けの国際的金融機関となっています。AFCはユーロ債の発行により、2019年には6億5,000万米ドル、2017年には5億米ドル、2015年には7億5,000万米ドルの資金調達に成功しています。ユーロ債の発行はすべて募集超過となり、アジア、ヨーロッパ、米国の投資家からの注目を集めました。
AFCの投資アプローチでは、財政的および技術的な助言に焦点を絞った業界の専門知識、プロジェクト構築、プロジェクト開発、リスクキャピタルなどの要素を組み合わせ、アフリカのインフラ開発ニーズに対応し、持続可能な経済的成長を推進します。AFCは電力、天然資源、重工業、交通、通信といった中核的インフラセクターで不可欠なサービスを提供する、高品質のインフラ資産に投資します。今日までにAFCは、アフリカ全土の29カ国のプロジェクトに対し、45億米ドル以上の投資を実施してきました。
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この企業の情報
- 組織名
- アフリカ・ファイナンス・コーポレーション
- ホームページ
- https://www.africafc.org/
- 代表者
- Zubairu Samaila
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- 非上場
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- 〒107-6033 東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル36階