GitHub「Octoverse」レポートを発表

4,000万人のコミュニティのより深い連携とセキュリティへ活動が拡張
300万の組織がオープンソースプロジェクトで共同作業



オープンソースプロジェクトおよびビジネスユースを含む、ソフトウェア開発の開発プラットフォームを提供するGitHub,Inc.(本社:米国サンフランシスコ、以下ギットハブ)は、GitHubの活動、オープンソースコミュニティの動向、さらにGitHubのデータサイエンスチームによるの洞察によって作成された年次レポート「The State of the Octoverse 2019」(略称:Octoverse/オクトバース)
( https://octoverse.github.com/ )を2019年11月6日(米国時間)に発表いたしました。

今年も「4,000万人の開発者が365日間で出来ることは何か?」と問いかける時期となりました。先日、GitHubはOctoverse(オクトバース)年次レポートを発表いたしました。世界のソフトウェアはグローバルコミュニティによって構築されており、このコミュニティは拡大と進化を続け、相互の結びつきがますます緊密になっていることを示しています。今年は、開発者同士の連携方法が急速に変化する可能性が明らかになりました。また、世界中の開発者が手掛けた仕事を見つけ、それをベースにすることが容易になりつつあることから、ソフトウェア開発がますます「コミュニティで取り組むもの」へと進化しています。さらに、上位オープンソースプロジェクトの中には、何千というコントリビュータがいるだけでなく、何百万というリポジトリに依存しているものもあります。

365日間の功績を讃えるため、1年間にわたりGitHub上で構築されてきたコードとコミュニティを振り返っていきましょう。こちら(https://octoverse.github.com/ )から、このレポート詳細をご覧ください。ハイライトすべき点については、以下をご覧ください。

世界中の4,000万人以上がGitHub上で連携して構築
これまで以上に多くの人があらゆる場所から連携していることが、さまざまな指標で示されています。4,000万人を超える開発者がGitHub上で構築しており、その多く(80%)が米国以外からのアクセスです。この1年間だけで1,000万人もの開発者が新たに参加し、そのうち、2019年に最初のリポジトリを作成した開発者が、2018年より44%増加したことが判明しました。また、130万人がオープンソースに対する最初のコントリビューションを行っていました。さらに、南極大陸など新たな場所からコントリビューションがあったことも確認されました。

組織は時差を超えてコラボレーションし、オープンソースソフトウェアに依存
GitHub上には現在約300万のOrganizationアカウントが世界各地に存在しており、企業、非営利団体、オープンソースプロジェクトなどが共同で作業していることを表しています。さらに掘り下げると、GitHub Enterprise Cloudアカウントだけでも、70以上の国々で登録されています。また、この1年間で、Global Fortune 50にランクインしている企業のうち35社が、オープンソースに対するコントリビューションを行いました。ここから、プロプライエタリコードがどれほどオープンソースコミュニティに依存しているかを垣間見ることが可能です。

ソフトウェアコミュニティにかつてないほど深いつながり
この1年間で、4,400万件以上のリポジトリが作成されました。また、医学における機械学習やディープラーニングに関する学術論文から、あらゆる形や大きさのロボットまで、わずか12か月の間に素晴らしい取り組みが新たにオープンソース化されています。さらに、オープンソースプロジェクトの共有インフラがあらゆるソフトウェアを結びつけていること、そして、依存グラフ以上に私たちが深くつながっている場所がないことも明らかになりました。
GitHub上のパブリックリポジトリとプライベートリポジトリは、平均で1つのリポジトリが200を超えるパッケージに依存しています。各プロジェクトの背後には何百という依存関係があり、コードにかつてないほどの依存関係が存在しています。また、オープンソースプロジェクトのうち、依存関係にあるリポジトリ数の上位50件を見ると、これらのプロジェクトはこの1年間で、360万件を超える他のリポジトリをサポートしていたことがわかりました。たとえば、rails/rails、facebook/jest、axios/axiosなどのプロジェクトが世界中のコードに不可欠な存在となっています。

760万件以上の脆弱性アラートにメンテナ、開発者、研究者らが対応
ソフトウェアと同様セキュリティもコミュニティで取り組むものになっています。潜在的な脆弱性が見つかった場合、メンテナ、開発者、研究者、およびツールのエコシステムが連携して、すべてのユーザのコードを保護しています。2017年11月にセキュリティアラートの提供が開始されて以降、このコミュニティでは700万件以上のアラートに対応してきました。
さらに、2019年5月にDependabotを買収、GitHubへの統合以降、20万9,000件を超えるPull Requestが、自動化されたアップデートにマージされました。これで、2017年4月にアプリケーションの提供が開始されてから、合計して100万件を超えるPull Requestがマージされたことになります。

その他の情報
上記のポイントだけでも、GitHubコミュニティがどれほど拡大しているかが明確ですが、数えたわけではないものの、何百万というストーリーがデータから示されています。その中から、私たちのお気に入りをいくつかご紹介しましょう。

GitHubのリポジトリコントリビュータの間では、PythonがJavaを抜いて、2番目に多く使われている言語となりました。

リポジトリコントリビュータの間で利用が急成長している言語として、DartとRustがトップになりました。
過去3年間で、Jupyter Notebookの利用数(Jupyterを主要言語としているリポジトリ数)が、対前年比100%を超える増加を見せています。

依存先に対するコントリビュータの数を見てみると、TensorFlowのコントリビュータが、2,238人から25,166人というグローバルコミュニティへと拡大しています。

このデータに興味のある方は、ぜひGitHub Universeにご参加ください。GitHubのデータエンジニアリング担当バイスプレジデントであるRachel Potvinと、RedMonkのプリンシパルアナリスト兼共同創業者であるStephen O’Grady氏が、打ち解けた雰囲気の中で、今年のレポートの内容について深く掘り下げていく予定です。ライブストリームは11月13日午後2時10分(太平洋時間、日本時間午前7時10分)から開始しますので、ぜひ githubuniverse.com にアクセスしてください。

「The State of Octoverse 2019」の全レポートは、こちら
( https://octoverse.github.com/ ) からご覧いただけます。他にも、データサイエンスチームによる興味深い分析は、GitHubブログをご覧ください。
https://blog.github.com/jp/

GitHub Blog
英語
https://github.blog/2019-11-06-the-state-of-the-octoverse-2019/
日本語
https://github.blog/jp/2019-11-11-the-state-of-the-octoverse-2019/

こちらからもGitHubに関する情報をご覧いただけます。
Blog: (英語) https://github.blog/ (日本語) https://github.blog/jp/
Twitter: (英語) @github( https://twitter.com/github )      
     (日本語) @GitHubJapan( https://twitter.com/githubjapan )

【ギットハブについて】https://github.co.jp
GitHubは世界で4,000万人にのぼる開発者および210万の組織に利用される開発プラットフォームです。プログラミング環境にオープンな会話と協調を重んじるコミュニケーションによって、コラボレーションを促進する開発環境を提供しています。これらの開発を実現するワークフローで必要となるコードレビュー、プロジェクトおよびチームマネージメント、ソーシャルコーディング、ドキュメント管理などに、これまで以上の効率性と透明性をもたらし、より高速かつ品質の高いソフトウェア開発を支援しています。
GitHubは多様なユースケースに適した開発プラットフォームを用意しており、オープンソースジェクトから企業における機密性の高いソフトウェア開発までに対応できます。無料で利用できるパブリックリポジトリはオープンソースプロジェクトにて多く利用されていますが、プライベートリポジトリが利用できる有償サービス、GitHub EnterpriseやBusiness on GitHub.comなども提供しています。
2008年に米国サンフランシスコで創業したGitHub, Inc.は、初の海外支社として、2015年に日本支社を開設しました。

本件に関するお問合わせ先
【製品/サービスに関するお問い合わせ先】
ギットハブ・ジャパン営業およびサポート窓口 
Email:jp-sales@github.com
【報道関係者からのお問い合わせ先】 
ギットハブ・ジャパンPR事務局(旭エージェンシー内)
担当:牟田 / 西田
Email:GitHubJapan_pr@asahi-ag.co.jp Tel: 03-5574-7890

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