このたび、KU-ORCAS(関西大学アジア・オープン・リサーチセンター)では、バチカン図書館に眠る 日本関連史料をデジタル化し、歴史的発見に挑むプロジェクトを2月28日よりクラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」にて開始します。
【本件のポイント】
・東アジア研究を牽引するKU-ORCASが、バチカン図書館に眠る日本関連史料をデジタル化
・関西大学公認としては初となる研究クラウドファンディングが始動
・サポーターには、バチカン図書館ツアーや慶長遣欧使節団の足跡案内など豊富なリターンを用意
■ いまだ研究・分析がされていない多くの東アジア関連史料がバチカン図書館に眠っている
バチカン図書館には、ラテン語を中心とした欧米言語の史料ばかりが収蔵されていると思われがちですが、実は日本を含めた東アジアの関連史料が多数収められています。しかし、どの史料も研究・分析がほとんど進んでおらず、史料的価値は未知数であるのが現状です。本学では、バチカン図書館との間で歴史的文献や史料の研究における協定を日本の大学としては初めて締結(2017年9月)。今回のプロジェクトでは、日本関連史料のなかでも、古写経や江戸時代の軍記物、キリシタン資料など、いまだ手付かずの史料にスポットをあて、デジタル化しながら歴史的な新発見に挑みます。また、日本関連史料がバチカン図書館に収蔵されるまでの経緯を研究し、日欧文化交渉の新たな側面を明らかにしたいと考えています。
■ 一般公開されていないバチカン図書館見学ができるリターンも用意
KU-ORCASは、デジタル化を通して貴重な史料を多くの人々に閲覧してもらうことを目標としています。今回のプロジェクトを始動したのも、学問領域や人の垣根を越えた新たな人文知を創造したいという強い思いが背景にあります。ご支援いただいた研究費は史料群のデジタル化や史料の鑑定などに充てます。また支援へのリターンは、(1)一般公開されていないバチカン図書館の見学、(2)慶長遣欧使節団がバチカンを表敬訪問するまでの足跡案内(ローマ~バチカン)などバラエティに富んでいます。
<「KU-ORCASによる研究クラウドファンディング」の概要>
【募集期間】 2月28日(金) ~ 4月30日(木)<予定>
【募集サイト】 学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」
プロジェクト名:「バチカン図書館に収蔵された日本関連史料の謎に迫る!」
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https://academist-cf.com/projects/162?lang=ja
【目標金額】 1,500,000円
【支援およびリターン】
支援額は1,000円(税抜)から200,000円(税抜)まで多数用意。リターンの内容は支援額により異なり、200,000円
(税抜)の支援の場合、書籍のデジタル化体験やバチカン図書館見学(往復旅費・宿泊料は各自負担)、慶長遣欧使節団の
足跡案内(ローマ~バチカン)などの特典が受けられる。
※詳細はKU-ORCASのサイトをご参照ください
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https://www.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/crowdfunding/
▼本件の詳細▼
関西大学プレスリリース
http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/pressrelease/2019/No76.pdf
▼メディア関連の方▼
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▼本件に関する問い合わせ先
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【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/