日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、このたび、ESG(環境、社会、ガバナンス)投資のための株価指数「FTSE4Good Index Series」(※)、「FTSE Blossom Japan Index」(※)の構成銘柄に3年連続で採用されました。また今回、子会社である日鉄ソリューションズ株式会社も「FTSE4Good Index Series」、「FTSE Blossom Japan Index」の構成銘柄に2年連続で採用されました。
●当社の取り組み
鉄は地球の重量の3分の1を占めています。鉄は、資源埋蔵量が潤沢であること、高強度かつ安価であること、そして圧倒的なリサイクル性を有し、製造時だけでなくLCA(ライフサイクルアセスメント)の観点からも環境負荷が低いことなど、非常に優れた素材です。このことは、社会で利用されている金属製品の約9割が鉄である事実からも窺い知ることができます。
日本製鉄は「常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、優れた製品・サービスの提供を通じて、社会の発展に貢献する」ことを企業理念に掲げており、「持続可能な社会の実現への貢献(SDGs)」を当社が取り組むべき中長期課題のひとつとして明確に位置付けております。
こうした理念の下で、日本製鉄は日本鉄鋼連盟の「長期温暖化対策ビジョン(ゼロカーボン・スチールへの挑戦)」の策定において主導的な役割を果たすとともに、将来にわたるグローバルな鉄鋼需要の増加への対応と温暖化問題の同時解決を目指した技術開発に取り組んでおります。また昨年には、金融安定理事会(FSB)によって設立された「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言への賛同を表明するとともに、その提言に基づき、気候変動が事業活動に与える影響について情報開示を拡充いたしました。ガバナンス面におきましても、本年6月の株主総会の決議により、監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行し、経営に関する意思決定の迅速化を図るとともに、取締役会における審議事項を重点化して経営方針・経営戦略の策定等の議論をより充実させ、さらに、取締役会の経営に対する監督機能の強化を図っていくことと致しました。
日本製鉄は、今後もESGへの取り組みを継続的に改善させてまいります。そしてあらゆる産業・インフラ構築のために必要不可欠な基礎素材である鉄の可能性をさらに極め、そこで引き出された鉄の力を社会に還元し、世界中の人々が豊かさを享受できる社会の実現に貢献してまいります。
(※)「FTSE4Good Index Series」、「FTSE Blossom Japan Index」は、ロンドン証券取引所の子会社であるFTSE Russellが開発した指数です。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を含む、既存の国際的なESG基準に基づいたFTSE RussellのESG評価モデルをもとに構成され、ESGについて優れた取り組みを行っている企業が選定されます。この指数は、企業のESGへの取り組みに着目する世界の投資家から重要な判断基準として幅広く活用されています。なお「FTSE Blossom Japan Index」は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がESGの取り組みに基づく投資を行うために選定する指数として採用しています。
(リンク)FTSE4Good Index Seriesについて
https://www.ftserussell.com/ja/products/indices/FTSE4Good
(リンク)FTSE Blossom Japan Indexについて
https://www.ftserussell.com/ja/products/indices/blossom-japan
お問い合わせ先:総務部広報センター TEL:03-6867-2135、2146、2977、3419
以 上