中央大学商学部(東京都八王子市)のプログラム科目のひとつ「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム」(担当:商学部特任准教授 柚木理雄)のPBL科目「ソーシャル・アントレプレナーシップ・チャレンジ」では、学生が奥多摩三村の課題解決に取り組んでいる。5月末に、山梨県北都留郡丹波山村での取り組みを行っているグループのひとつ「まるごと」が、特産品のジビエなどを使った商品に村内にある温泉の入浴チケットをつけたコラボセットをオンラインで販売。SNSによる販売促進も行い、50セットを完売した。同プログラムでは今後も地域社会の課題解決に取り組むとともに、実践的な学修を行う機会を学生に提供していく。
中央大学商学部では2019年度に、将来のキャリア形成に直結する実践的な学修ができる5種類の「プログラム科目」を設置した。
そのひとつ「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム」のPBL科目「ソーシャル・アントレプレナーシップ・チャレンジ」では、学生が奥多摩三村(東京都檜原村・山梨県北都留郡小菅村・山梨県北都留郡丹波山村)の各村が抱える課題の解決に向けて、それぞれの地域資源を活かしたサービス・商品開発に挑戦している。
丹波山村の課題解決に取り組んでいる学生は、4つのグループに分かれてプロジェクトを実施。そのなかで、村の生活を''まるごと''体験できる企画・コンテンツの提供を目指しているグループ「まるごと」の学生4名が、村の特産品であるジビエや伝統野菜を使ったピクルス、原木舞茸などの商品に、村内にある温泉の入浴チケットをつけたコラボセットを企画し、5月末からオンラインショップで販売した。
これは、コロナ禍における特産品ロスの解消と、新型コロナウイルスが落ち着いたころに来村するきっかけをつくることを目的とした取り組み。学生らは、ジビエに馴染みのない人にも楽しんでもらうため、「鹿肉のラグーソースパスタ」や「鹿肉ソーセージのジャーマンポテト」などの簡単な料理を考案してレシピを紹介するなど、TwitterとInstagramを活用した販売促進も展開。用意していた50セットを約2カ月で売り切ることに成功した。
■販売した特産品
・丹波山村特産 ジビエセット
・丹波山村特産 ビール×鹿カレーセット
・丹波山村特産 たばみそ×ピクルスセット
・丹波山村特産 舞茸香油×だしセット
※コラボ商品の販売は終了していますが、各商品は丹波山村オンラインショップより購入可能。
https://tabayama.shop-pro.jp/
■「まるごと」SNSアカウント
・Twitter:
https://twitter.com/marugoto_sep
・Instagram:
https://www.instagram.com/marugoto.sep/
■商学部「プログラム科目」
スポーツ・ビジネスや海外企業へのインターンシップ、地域の課題解決を目的とした商品・サービス開発に挑戦できるPBL型の講座や、公認会計士などの職業会計人やファイナンシャルプランナー、証券アナリストなどの資格取得を目的とした講義も整え、キャリア形成に直結する実践学修ができるよう環境の充実を図っている。
<5種類のプログラム科目>
・スポーツ・ビジネス・プログラム
・グローバル・プロフェッショナル・プログラム
・ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム
・アカウンタント・プログラム
・金融スペシャリスト・プログラム
(詳細)
https://www.chuo-u.ac.jp/admission/connect/faculty/commerce_pbl/
■「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム」
地域社会が解決すべき課題を適切に特定し、関連する情報を収集し、効果的なビジネス・ソリューションを考案するとともに、課題解決の実現に向けたイノベーションに挑戦する。2019年度より檜原村・小菅村・丹波山村の各村に中央大学商学部のサテライトオフィスを設置。遠隔で授業や会議を実施することが可能で、自治体や地元NPO法人との緊密な協力体制のもとプログラムを進めることができる。
▼本件に関するお問い合わせ先
中央大学商学部事務室
TEL: 042-674-3518
Email: c-nyushi-grp@g.chuo-u.ac.jp
▼取材に関するお問い合わせ先
中央大学広報室
TEL: 042-674-2050
Email: kk-grp@g.chuo-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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