京都橘大学(京都市山科区、学長:日比野英子)では、現代ビジネス学部の学生で組織している「まちづくり研究会」が、地元である京都市山科区と連携し、新型コロナウイルス感染予防のために交流機会が減っている山科区民の絆を強めるためのプロジェクト「やましなのWA~心のこもった文通プロジェクト~」を、10月24日よりスタートさせます。
【コロナ禍の影響で交流機会が減る地域コミュニティの活性化へ】
山科区では、区民の自主的なまちづくりを支援するために、地域団体、NPO法人、大学などが自発的・自主的に企画、運営する事業を補助する「山科''きずな''支援事業」を実施しています。山科区ならではの地域力を活かした取り組みに補助金を交付することで、区民の自主的なまちづくりを促していこうというものです。
現在、新型コロナウイルス感染の拡大を避けるため、離れたところにいる家族や親族・友人などとの交流がしにくくなり、さらに行政や地域社会による交流イベントや会合、あるいは夏祭りや運動会などといった催しも中止せざるを得ない状況になっています。こうした草の根的なレベルの人と人との交流機会が減少していることで、社会的孤立増加や地域コミュニティ減退も懸念されます。
本学のまちづくり研究会の学生たちは、日ごろから地元の地域社会の活性化のための学習や活動に取り組んでいることから、今回の山科区の事業募集に応募申請し、採択を受けました。
【老若男女が参加でき、温かみのあるコミュニケーション】
まちづくり研究会が軸となり実施する「やましなのWA~心のこもった文通プロジェクト~」は、身近な人や、離れて暮らす人に、自由に絵はがきを送り合うことで昔ながらの「文通」を行うプロジェクトです。
デジタルツールであるメールやSNSではなく、自らの手で字や絵を書いて意思疎通を図る「文通」は、より心が温まるものであり、「誰かと自分が繋がっている」という認識を強く持ってもらうことができるものです。自身の伝えたいことや想いなどを、手間をかけて、デジタルツールとは違った環境で作成してもらうことによって心の活力へとつなげ、高齢者の方には親しみ深く、若い層には新鮮なはがきというコミュニケーションツールの価値を再確認する効用もあると考えています。
【地域キャラ「もてなすくん」の切手やシールを活用し、山科のアピールも】
実際の取り組みとしては、はがき・「もてなすくん」シール・「もてなすくん」デザイン切手などをセットにしたオリジナル「絵はがき作成キット」を500部用意し、区役所の他に区内の老人ホーム・福祉施設・学校関係・まちづくり団体などに設置・配布。利用をご希望される区民の皆さまへ無料で提供します。
「もてなすくん」は、山科地域のマスコットキャラクターで、京野菜の山科なすがモデルです。名前は「おもてなし」と「なす」から名付けられ、さまざまな場面で山科へ来られたお客様をおもてなししています。
同封されているシールには、いろいろな表情のもてなすくんがあり、そのときの気分や感情でシールを使い分けていただき、より心の機微をしっかりと伝えるのに役立ちます。また、ハガキに貼られている切手は、もてなすくんがデザインされており、そのままポストに投函してもらえます。もてなすくんが描かれたシールや切手を利用していただくことで、地元・山科への愛着と親しみを呼び起こし、山科の魅力を再確認していただくことも企図しています。
【さまざまなチャレンジを行っている、京都橘大学の「まちづくり研究会」】
京都橘大学のまちづくり研究会は、現代ビジネス学部の学生たちによって組織されている団体です。自ら地域を体験・体感することで、より良いまちづくりを行い、学生らしい元気なパワーで地域を活性化させることを目的としています。
新型コロナウイルスによる大きな影響を受けながらも、制限の多い中で現在も積極的にさまざまなチャレンジを行っています。
<まちづくり研究会の活動例>
●地域活性化を目的としたあかりイベント「やましな駅前陶灯路」の開催・運営
●ステイホームが推奨される環境下で、子どもたちがおうち時間を楽しめるオリジナルコンテンツ「もてなすくん絵かきうた」動画を制作(本学公式ホームページ内に掲載)。
●10/3(土)蹴上疎水公園での茶の湯を体験するイベントに竹風鈴を用いたインスタレーション企画を実施
●醍醐中山団地で毎年11月に陶灯路イベントを実施(今年は中止)
●地域のお祭りや交流イベントの参加や実施・運営サポートなどを日常的に実施。
京都橘大学では、このまちづくり研究会の活動以外でも、今後も社会や地域に貢献できる本学ならでは活動や施策に積極的に取り組んでいくことにしています。
▼本件に関する問い合わせ先
京都橘大学企画広報課
住所:〒607-8175 京都市山科区大宅山田町34
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