細胞生物学者で歌人としても知られる京都産業大学永田和宏名誉教授の最終講義をライブ配信した。
京都産業大学永田和宏名誉教授は、2010年に京都産業大学が総合生命科学部(現、生命科学部)を立ち上げた際に初代学部長を務め、その後2016年にはタンパク質動態研究所を立ち上げ初代所長を務めた。コラーゲンの生成で重要な役割を果たす分子シャペロン「HSP47」を世界で初めて発見した。また、宮中歌会始詠進歌選者を務めるなど、歌人としても活躍した。
2020年3月をもって京都産業大学を退職し、最終講義を開催した。当初は退職前に開催する予定であったが、新型コロナウイルスの影響で延期となり12月19日に開催。最終講義はライブ配信を通して、多くの方が永田名誉教授の講演に聞き入った。
永田名誉教授は講演会で、最先端の研究をリードした研究者と歌人という二足のわらじを履いてきた人生を振り返り、研究生活における苦しみ、楽しみ、おもしろさや、妻で歌人の故・河野裕子さんへの思いについて語った。
また、2016年にノーベル生理学医学賞を受賞された東京工業大学の大隅良典名誉教授をはじめとする3名をゲストに迎え、思い出話を通して永田名誉教授の魅力を語り、会場は和やかな雰囲気に包まれる場面もあった。
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
■関連リンク
・永田 和宏 名誉教授の最終講義「おもしろさを択び続けて40年」が開催されました。
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/2021_ls/20200125_400a_semi.html
・京都産業大学 永田和宏名誉教授最終講義特設ページ
https://ushioda-lab.com/nagata-final-lec2/
【更新】記事を更新しました(2021/02/12 17:40)
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