2021年4月1日、学校法人昭和大学(理事長:小口 勝司、以下「昭和大学」)は、新たな機能性素材として注目されているカンナビノイドを用いた研究に関して、プレミア・ウェルネスサイエンス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:細山 紳二)との共同研究および事業化に向けた包括連携契約を締結しました。本契約を基に新たな健康素材の研究を促進していきます。
医系総合大学である昭和大学が保有する医薬専門分野での高い基礎・応用研究力と、プレミア・ウェルネスサイエンス株式会社が新たな機能性素材事業の基盤としているカンナビジオール(cannabidiol;CBD)を組み合わせ、機能性素材の研究開発および実用化とそれに伴う知的財産の創出を目指し、包括連携契約を締結しました。(研究代表者:薬学部 基礎医療薬学講座 薬物動態学部門 佐藤 均 教授)
●共同研究の背景・目的:
人間や動物の体内には、身体調節機能ECS(エンド・カンナビノイド・システム)という生理的システムがあることが、1990年代に発見されました。ECSは、食欲、痛み、免疫調整、感情制御、運動機能、発達と老化、神経保護、認知と記憶など多様な生理機能を有し、細胞同士のコミュニケーション活動を支えています。近年の研究において、ECSは外部からの強いストレスを受けたり、加齢に伴う老化によって働きが弱ることでカンナビノイド欠乏症になり、さまざまな疾患に繋がる可能性があることが明らかになってきました。植物性のカンナビノイド化合物は、現在確認されているだけで114種類あり、特にその中の一つであるCBDは、ECSのみならず多様な薬理ターゲットに作用することが近年解明され、医薬品やサプリメントの新機能性素材として期待されています。また、2020年4月に厚生労働省がカンナビジオールの輸入に必要な書類・審査を明文化したことで国内におけるカンナビジオールを用いた製品の輸入・流通が活発化してきました。プレミア・ウェルネスサイエンス株式会社はカンナビジオール含むカンナビノイド化合物が持つポテンシャルについて、グローバルリサーチを重ね、製品実用化と流通に必要な事業ガイドラインを策定の上、各国研究機関との有識者ネットワークを構築するなど、参入の準備を行ってきました。同社と昭和大学との本共同研究では、最終製品の用途・目的・剤型などを定義し、実用化に向けた研究開発を推進いたします。
【プレミア・ウェルネスサイエンス株式会社(Premier Wellness Science Co., Ltd.)概要】
■所在地: 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー
■設 立: 2020年12月
■代表者: 代表取締役社長 細山 紳二
■事業内容: 健康、美容、アンチエイジング、スポーツ等に関する研究・製品開発及びこれらの受託コンサルティング業務
■親会社: プレミアアンチエイジング株式会社
■U R L:
https://www.p-wellnessscience.co.jp/
※リリース情報について
ニュースリリースの掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後、さまざまな要因により予告なしに変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
▼本件に関するお問い合わせ先
昭和大学 薬学部 基礎医療薬学講座 薬物動態学部門 教授 佐藤 均
TEL: 03-3784-8611
▼本件リリース元
学校法人 昭和大学 総務部 総務課 大学広報係
TEL: 03-3784-8059
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/