びわこ成蹊スポーツ大学(滋賀県大津市)では、今年度の「教職コア・チーム」が始動。これに伴い、5月19日に結成・開講式を執り行った。第4期となる今年度は34名の学生がチームに選抜され、教員採用試験合格に向けて講座や自主学習などに取り組む。
びわこ成蹊スポーツ大学では2018年10月に「教職コア・チーム」(第1期生)を発足した。これは、学内選考を経て選ばれた教職を目指す3年次生が、4年次の夏に実施される教員採用試験への合格を目指し、専門性の高い講座の受講や自主学習へのフォローなどをチーム一丸となって行うために結成されたもの。
昨年度、同大から教員採用試験に現役合格した6名も同チームのメンバーであり、今年度は34名の学生が第4期生として選抜された。
5月19日に第4期教職コア・チームの結成・開講式を開催。まず入口豊学長が「コア・チームの一員として日頃から意識して取り組んで欲しいことは、1点目に高い志を持つこと、2点目に勉強の仕方を学ぶこと、3点目に人間性を高めることです。これらはつまり教員になることへの必須条件です。そして、コア・チームを指導するメンバーは、高等学校の元校長や教育委員会で要職を経てこられた方々ですので、大いに活用してください。教員採用試験に合格し、良い教員になられることを期待しています」と挨拶し、学生たちの背中を押した。
また、井口徹郎キャリアセンター長は「高い競争倍率をものともせず、現役合格を勝ち取る気持ちで立ち向かってください。そのためのチームです。また、自身が志望している地域の、教育目的や課題、将来ビジョンなどの状況を調べて、どのように貢献できるか自身の考えを持ってほしいです」と、力強く語りかけた。
最後に、学生を代表して山脇樹希亜さん(学校スポーツコース・3年次生)が誓いの言葉を述べた。山脇さんは「教員とはどのような苦労があっても生徒の前では苦労している様子を見せず、常に努力をしています。そのような姿に尊敬の念を抱いており、自身も教員を目指すようになりました。井口キャリアセンター長が『やるか否かで迷ったら''やる''を選べ』という言葉を贈ってくださり、胸に刺さりました」と語った。
教員採用試験の難易度は年々高まっており、多様化しているため、合格は容易いものではない。こうした中でも同大は、これまで15期の卒業生から累計958名の教員を世に送り出している。
教職コア・チーム第4期生の学生らは先輩に続けるよう、コロナ禍という未だかつて経験したことのない環境の中でも夢に向かって挑戦していく。
(参考:びわこ成蹊スポーツ大学公式サイト内)
・「教職コア・チーム」第4期生始動!
https://biwako-seikei.jp/news/938
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