イギリスのラグジュアリー・クルーズ・ライン キュナードは、キュナードのヘッド・ミクソロジストであるクローディア・カロッツィが、英国バーテンダー組合(UK Bartenders Guild)で初の女性プレジデントに就任したことを発表しました。
キュナードの飲料開発スペシャリストでありヘッド・ミクソロジスト(Fleet Head Mixologist)でもあるカロッツィは、今世界で流行するロンドン発祥の「ミクソロジーカクテル」をはじめ、数多くの革新的なカクテルのコンセプト作りを手掛けています。イタリアのトスカーナ地方にルーツを持ち、幼少期を家族が所有するブドウ畑で過ごした経験を持つカロッツィは、バーでのキャリアを15歳でスタート。個人経営のバーやレストラン、5つ星ホテルで働いた経験を持ち、現在はキュナードが保有する3隻でお客様にご提供するドリンクメニューの開発を行っています。また、ホワイトスター・サービス※2のバー専用トレーニングプログラムの開発も主導しました。同時に、現存する世界最古のバー組合“英国バーテンダー組合”の評議員として2013年から活躍し、2018年には洋上で働くバーの従業員やオペレーターの利益と発展のために組合内に海事部門を設立。そして2021年、プレジデントに就任いたしました。カロッツィは、今後も組合とキュナードの役職を兼務し、組合の海事部門を通じて国内および国際的なコンペティションへの参加、教育ツアーを実施等、キュナードの乗組員に対し学びや活躍の機会提供を続けます。
クイーン・エリザベスの船内バー「ミッドシップス・バー」で提供している「ザ・メリーローズ」は、カロッツィがレシピを考案した代表的なカクテルのひとつです。アップル、シナモン、チェリーやラズベリーリーフの香りをほのかに感じるジン に、ローズシロップ、生搾りレモンジュース、プロセッコを加え、バラのつぼみ3つと自家製メレンゲ1つを添えた華やかなカクテルです。また、「ゴールデンライオン」や「コモドアー・クラブ」などで提供しているモクテル(ノンアルコールカクテル)も高い人気を誇っています。
※1ミクソロジストとは
ミクソロジーとはmix(混ぜる)に、接尾辞 – logy(論)を結びつけた造語。リキュールやシロップを使うだけでなく、ハーブ、スパイス、新鮮なフルーツや野菜、自家製素材など様々な食材を使い、自由な発想で創造するカクテルを「ミクソロジー」や「ミクソロジーカクテル」、それを作る人をミクソロジスト(mixologist)と呼びます。
※2ホワイトスター・サービスについて
ホワイトスター・サービスは、「タイタニック」を所有していたホワイトスター・ラインの 高品質なサービスと名前を承継しています。すべてのクルーは「ホワイトスター・アカデミー」で学び、 訓練され、その胸元のロゴ・バッジは、長い伝統と格式を誇る比類ないサービスの証です。
◆キュナードについて
キュナードは、いつまでも心に残る体験を提供することで知られている、イギリスのラグジュアリー・クルーズ・ラインです。1840年以来、北大西洋での客船運航において常にリードし、2020年には創業180周年を迎えました。約2世紀に渡り、大西洋航路のパイオニアであり、世界のクルーズ・ラインをリードし続けています。
キュナードでは、洗練された食事、厳選されたエンターテインメント、優れたサービスなどを体験していただけます。5ツ星クラスのレストラン、ルームサービス、ゲストスピーカーによる講演、ライブラリー、映画に至るまで、ゲストの皆さまにいつまでも心に残る体験をしていただけるよう、きめ細やかなサービスを提供しています。
キュナードは現在、クイーン・メリー2、クイーン・エリザベス、クイーン・ヴィクトリアの3隻を保有し、ヨーロッパ、カリブ海、アラスカ、アジア、オーストラリア方面に就航しています。2017年には、4隻目の客船が就航することを発表しました。この投資により、キュナードはさらなる世界戦略を強化、1998年以来となる4隻同時就航を予定しています。キュナードは、イギリス・サウサンプトンにあるカーニバル・ハウスに拠点を置き、1998年よりカーニバル・コーポレーションの傘下に入っています。
◆キュナード日本語関連サイト
日本語ホームページ:
http://www.cunard.jp/
日本語Facebook:
https://www.facebook.com/CunardJP/
日本語Instagram:
https://www.instagram.com/cunardline.jp/
◆キュナード新型コロナウイルス感染症への取り組み
https://www.cunard.jp/news/return-to-sailing/