6月24日(木)、大阪電気通信大学はオンラインビブリオバトル In The Worldを開催しました。
ビブリオバトルとは、おすすめの本の魅力を制限時間内で紹介し、最も読みたい本を投票で決定するゲーム感覚の「書評合戦」です。発表者(バトラー)は、スライドやレジュメを一切使わず、自分の言葉だけで本の面白さを伝えます。
大阪電気通信大学図書館と国際交流センターは、コロナ禍の厳しい状況で勉学に励む留学生の日本語の上達や、学内の交流を目的として、今年1月にバトラーが全員留学生のビブリオバトルを企画・開催しました。
今回は、オンラインビブリオバトル In The Worldの第二弾ということで、中国、韓国、タイの留学生に加え、日本人の大学院生を含む9人の学生がバトラーとして参加。一部日本に入国できていない学生もいるため、日本と世界をつないでのオンラインビブリオバトルとなりました。
8人の留学生らは発表のために、事前に準備やリハーサルを行い、各々のおすすめの本を紹介。41人のオーディエンスがオンライン上に集まり、バトラーのプレゼンに聞き入りました。
投票の結果、「嫌われる勇気」を発表した総合情報学部 デジタルゲーム学科1年生の何 文博さんが優勝。何さんは「日本語学校の先生に勧められて読み始めました。前に進む勇気を与える本です」と本を紹介しました。
唯一の日本人として出場した大学院工学研究科工学専攻先端理工学コース2年の柴田 規迪さんは、実際にバトラーとして参加したり、留学生の発表に対して質問するなど、本・読書を通して国を越えた交流が生まれました。
発表を終えてから行われた座談会で、オーディエンスとして参加した学生は「どのようなバックグラウンドでどのように本に出会ったのか知ることができて面白かったです」と話しました。
また、国際交流センターの寺田則子さんは「日本に入国できない学生もいる中、キャンパスの様子を伝えたり、同じ大学で学ぶ先輩とのつながりができて、とても良い機会となりました」と今回の取り組みを振り返りました。
本学では、今後も定期的にビブリオバトルを開催する予定です。
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