~栽培アイテムの拡充、生産体制の増強で「店舗育ち野菜」をより身近な存在へ~
西友は、植物工場の運営を手掛けるLEAFRU社と共同で、2020年2月に上福岡店(埼玉県ふじみ野市)、2021年3月に大森店(東京都品川区)に店内植物工場を導入し、水耕栽培で育てたグリーンリーフレタスを販売してまいりました。コロナ禍で、安心・安全、産地からの距離が近く鮮度が高い野菜のニーズがさらに高まる中、西友はより多くのお客様にお届けできるように店内植物工場での栽培を強化しています。新アイテムの栽培開始や生産レーンの増設に加え、近隣店舗での販売を58店舗に拡大するなど、より多くのお客様に「店舗育ち野菜」をお届けするための取り組みをご紹介します。
■ 大森店でミズナ、カラシナの2アイテムの栽培をスタート!
大森店では2021年3月に店内植物工場で栽培された水耕栽培のグリーンリーフレタスの販売を開始しました。コロナ禍で健康や安心・安全の意識が高まる中、お客様からは「鮮度が良い」や「安心できる」、「価格が安定している」など好評を博しておりますが、さらなるファン層獲得のために、新たにミズナとカラシナの栽培、販売を開始いたしました。
なお、近隣店舗でのグリーンリーフレタスの販売はこれまでの26店舗から30店舗に拡大しました。
左:ミズナ(上段)とカラシナ(下段)の栽培の様子 / 右:収穫されたカラシナ(左)とミズナ(右)
- 新商品情報 ※大森店のみの販売となります。
- 商 品 名:サラダミズナ・サラダカラシナ
- 売 価:1株108円(税込)
- 収 穫 量:毎週4回各約25袋
- 販売開始日:2021年8月10日(火)
- 特 徴:
・サラダミズナ
スジが柔らかく生食に向いた食感。えぐみが無くやさしい味なのでサラダのトッピングだけでなく主役としても使えます。
・サラダカラシナ
クリスピーな食感でピリッとしていてサラダのトッピングに最適。
■ 上福岡店では生産レーンを増設、収穫量が1.5倍にアップ!
上福岡店は2020年2月に西友で初めて店内植物工場を導入し、グリーンリーフレタスの販売を開始しました。リピート客も増える中、近隣店舗も含めたニーズの増加に応えるため2021年7月に生産レーンを増設いたしました。1日あたりの収穫量はこれまでの240株の約1.5倍となる360株となり、販売店舗は導入当初の4店舗から28店舗に拡大しました。
■ 店内植物工場産のグリーンリーフの特徴
- 店産店消
店舗内の植物工場から収穫したばかりの鮮度の高い商品が売場に並びます。野菜売場に直接届けるためゼロ・フードマイレージを実現し、食料の輸送に伴う環境への負荷軽減にも貢献します。
- 味わい
柔らかく、優しい味わい。さっと洗うだけで召し上がれます。
- 安定供給
天候に影響されず、1年を通じて一定の品質、価格での安定供給が可能です。
- 安心・安全
栽培期間中農薬を使用しない水耕栽培
【従来型の植物工場との違い】
一般的に、植物工場を導入するには、初期導入コストが高く、それに伴い販売価格も高価になりやすいとされています。西友が導入している「PUTFARM」は、プランツラボラトリー株式会社が東京大学との共同研究により開発した植物工場システムで、敷地の広さや屋内・屋外を問わず様々な場所に設置できることに加え、従来の植物工場と比べ導入コストは1/2~1/3と大幅な削減を実現しており、すでに多くの稼働・栽培実績を上げています。
また、最適化された工場内の空間環境や、データに基づく栽培ノウハウの下、お客様のニーズに沿った様々な品種を、安心・安全かつ安定的に供給することを実現しています。
西友では、店内植物工場は鮮度や安心安全の提供だけでなく、店舗売場スペースの新たな有効活用策の担い手と考えており、上福岡店、大森店に続き、さらなる店内植物工場の拡大を今後進める予定です。
西友は、お客様のニーズに合う商品の提供とお買い物の場の効果的な活用で、引き続きより良い売場作りを目指してまいります。
■ LEAFRU社について
植物工場に関する研究開発・コンサルティングを手掛けるプランツラボラトリー株式会社の100%子会社。
植物工場の運営ならびに野菜の販売・卸売りを手掛ける。
URL:
https://www.leafru.com/
https://www.plantslaboratory.com/