昭和女子大学(東京都世田谷区/学長:小原奈津子)人間文化学部日本語日本文学科は10月23日、同じキャンパス内にある米ペンシルベニア州立テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)と連携して、俳句を学ぶ講座「俳句と余白」を対面とオンラインのハイブリッドで行います。
昭和女子大学の敷地内にTUJが転居した2019年以来、昭和女子大学はTUJと授業や課外活動を通じて交流しています。日本語日本文学科でも、両大学がともに狂言や落語を学ぶワークショップや、双方の授業で学生同士が意見交換する機会を重ねてきました。今回の講座は、日本語日本文学科の黛まどか客員教授が担当。俳句の歴史や俳句のルール、俳句の精神について学びます。講座は日本語で行われ、同時に日本語を学ぶTUJの学生が日本語を理解できない学生のために英語で通訳します。
講座の開始前には、学生団体「S×Tars(スターズ)」による昭和女子大学・TUJ両大学の学生の交流会を開きます。「S×Tars」は、TUJとの交流を推進する日本語日本文学科の学生を中心とする団体で、これまでにTUJの学生と特定のトピックについて話し合う交流会を3回開催しています。
昭和女子大学 山本 晶子 人間文化学部長/日本語日本文学科 教授
今回の講座は、日本のことばに対する感覚が磨かれ、日本文化に対する理解がより深められる機会だといえます。日本の和歌や俳句といった韻文の作品を他の言語に訳すことは、日常のものとは異なり難易度の高いものとなります。日本語日本文学科の学生にとっては、英訳を通し、句の解釈を改めて考え、またTUJの学生にとっては、俳句で用いられる語と詠まれた情景を知ることで、日本のことばと日本文化を深く理解する契機になるでしょう。異文化交流を通して日本文化を学ぶ取り組みは、より多角的な視点を得ることができる機会と考えます。
テンプル大学ジャパンキャンパス 山口 麻子 日本語学科 准教授
テンプル大学ジャパンキャンパスと昭和女子大学はここ数年に渡り、数多くの日本語日本文化交流企画を行って参りました。それらの交流は、TUJの学生にとって日本語・日本文化への理解を深め、視野を広げる貴重な機会となっています。今回の講座により、TUJの学生が日本の伝統文化である俳句の素晴らしさを知り、昭和女子大学の学生との交流を通じて、お互いの文化と言語の理解を更に深めることができると考えています。
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