クアルコムとアルプスアルパインが先進的な車室内空間の実用化を目指して協業

次世代の車室内空間およびコックピットソリューションの提供、ひいてはモビリティの未来を創造すべく連携体制を継続

 Qualcomm Technologies, Inc.(以下、クアルコムテクノロジーズ)とアルプスアルパイン株式会社(以下、アルプスアルパイン)は、後部座席まで含む車室内空間全体を快適かつ高級感のある空間として提供する未来のモビリティ提案、デジタルキャビンの実用化を目指して協業します。デジタルキャビンは、クアルコムテクノロジーズの開発した3rd Generation Snapdragon® Cockpit Platformsを搭載したアルプスアルパイン独自の統合ECU、High-Performance Reference Architecture (HPRA)を利用します。HPRAは高度なソフトウェア処理を実行することで、HMI(Human Machine Interface)、センサ、コネクティビティの技術を融合させて、先進的な車載インフォメーション&エンタテインメントおよびコックピット機能を実現し、デジタルキャビンに付加価値を与えます。

 クアルコムテクノロジーズの3rd Generation Snapdragon® Cockpit Platformsは、次世代自動車における先進的な各種機能に求められる高度な演算および計算知能をサポートするために設計されたAI(人工知能)ベースのプラットフォームです。アルプスアルパインは本プラットフォームをHPRAに用いることで、安全、快適、および最高のエンタテインメントソリューションの提供を目指します。本協業はクアルコムテクノロジーズとアルプスアルパインによる比類のない次世代のキャビンおよびコックピッド体験を提供するための継続した活動となります。クアルコムテクノロジーズの3rd Generation Snapdragon® Cockpit Platformsにより動作する、アルプスアルパインのデジタルキャビンを構成する各種技術には、大幅に死角を低減して車室外の映像を映し出す電子ミラーや、次世代のインプットおよびアウトプットデバイスを統合したドアトリム、天井ディスプレイ、乗員一人ひとりに個別のサウンドを届けるゾーンサウンドシステムなどを含みます。

 今後、アルプスアルパインのHMI、センサ、コネクティビティ、車載インフォメーション&エンタテインメントなどの技術と、クアルコムテクノロジーズのモジュール構造により拡張性を高めたコックピットソリューションを融合させることで車室内のデジタル化を加速させ、車室内空間に新たな価値を創造してまいります。

 アルプスアルパイン インフォテインメント事業担当 執行役員の渡辺 好勝は「クアルコムテクノロジーズとの継続した協業体制の構築により、高性能なテレマティクスソリューションと高度な通信技術を融合した先進的な車室内空間ソリューションが提供できることを期待しています。また、Snapdragon® Cockpit Platformsは当社が車室内における各種先進機能の設計を可能とするとともに、当社が目指す、ドライバーと同乗者に対して当社独自の比類ない車室内体験の提供の達成にも寄与します。」と述べました。

 クアルコムテクノロジーズのvice president, product managementであるShyam Krishnamurthyは「当社はアルプスアルパインとの協業を重要な取り組みと捉えており、両社で共に取り組むことで車室内体験をより良いものへと変革し続ける自信があります。3rd Generation Snapdragon® Cockpit Platforms を搭載したHPRAの活用によって、高速通信と高性能な演算機能など次世代テレマティクスによる便益を自動車にもたらします。」と述べました。

 3rd Generation Snapdragon® Cockpit Platforms 搭載のHPRAを利用したデジタルキャビンは、2020年に日本の展示会へ初出展しています。アルプスアルパインは、2024年にデジタルキャビンにおける個別機能の商用化を目指します。

クアルコムについて
クアルコムは、世界をリードする無線通信技術のイノベーターであり、5Gの開発、開始、拡大の原動力となっています。クアルコムが電話をインターネットにつなげたことで、モバイル革命が起こりました。今日、クアルコムの基盤技術は、モバイルのエコシステムを可能にし、すべての3G、4Gそして5Gスマートフォンに搭載されています。クアルコムは、自動車、IoT、コンピューティングを含む新たな産業へモバイルの利益をもたらし、そして全ての物と人がシームレスにコミュニケーションできる世界の実現に向けてリードしています。
クアルコムは、ライセンス事業、QTL、および特許ポートフォリオの大部分を保有します。クアルコムの子会社であるクアルコムテクノロジーズは、その子会社とともに、クアルコムのエンジニアリング、研究開発機能、およびQCT半導体事業を含む当社の製品およびサービス事業の実質的なすべてを運営しています。

アルプスアルパインについて
アルプスアルパインは1948年の創業以来、数多くのFirst 1・Number 1製品を生み出してきた電子部品および車載情報機器メーカーです。現在では、世界26の国と地域に110拠点を展開し、スイッチやセンサ、データ通信モジュール、タッチ入力パネル、アクチュエータ、パワーインダクタなどのデバイス製品から、車載向け電子シフターやリモートキーレスエントリシステムなどのユニット製品、カーナビゲーションシステムやカーオーディオ&ビジュアル機器などのコンシューマ向け製品、スマートフォンアプリやブロックチェーン技術を活用したデジタルキー、遠隔モニタリングなどのシステム/サービスなど、約40,000種類の製品・ソリューションを世界各国約2,000社のお客様へ提供しています。
2019年1月の経営統合により、アルプス電気、アルパインは「アルプスアルパイン株式会社」として新たにスタートしました。大変革期にある自動車産業をはじめ、モバイル、民生機器、更にはエネルギーやヘルスケア、インダストリーなどさまざまな市場へ、これまで培ってきた「HMI(Human Machine Interface)」「SENSORING™」「コネクティビティ」の3つのコアデバイス技術とシステム設計力およびソフトウェア開発力を融合・進化させた新たな価値を創造しつづけることで、世界中の人々の豊かな暮らしに貢献してまいります。
詳細は右記をご覧ください。https://www.alpsalpine.com

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Snapdragon is a trademark or registered trademark of Qualcomm Incorporated.
Snapdragon Cockpit Platforms are a product of Qualcomm Technologies, Inc. and/or its subsidiaries.

以上
本件に関するお問合わせ先
<本件に関するお問い合わせ先>
アルプスアルパイン株式会社
サステナビリティ推進室 広報課
五石 裕朗
〒145-8501 東京都大田区雪谷大塚町1-7
TEL 03-5499-8001(広報直通)
Hiroaki.Goishi@alpsalpine.com

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この企業の情報

組織名
アルプスアルパイン株式会社
ホームページ
https://www.alpsalpine.com
代表者
泉 英男
資本金
3,873,000 万円
上場
(旧)東証1部,東証プライム
所在地
〒145-8501 東京都大田区雪谷大塚町1-7
連絡先
03-3726-1211

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