不動産・リフォーム・広告制作・コンサルティング事業を手がける株式会社ウィル(本社:兵庫県宝塚市、代表取締役社長 坂根勝幸、東証2部:3241)は、2022年2月17日(木)に開催された学生投資連合 USIC 主催 第 6 回「大学生対抗IRプレゼンコンテスト」に協力いたしましたのでお知らせいたします。
【学生が、IR担当になりきり会社説明】
2022年2月17日(木)、「KABUTO ONE」(東京都中央区日本橋兜町7)と全国各地をオンラインで結び、「大学生対抗IRプレゼンコンテスト」が開催されました。同コンテストは、学生の金融リテラシー向上をコンセプトに組織された学生投資連合USICに所属する大学の各投資サークルが、上場企業の企業概要・成長の魅力を取材、研究し発表するイベントです。1チームが上場企業1社を担当し、企業へ取材を行います。IR資料の研究を通じ、事業・業界・業績分析や企業の強みやリスク等を各社のIR担当者に代わって発表し、審査員による評価で順位を競います。
【取材も発表もオンライン。12大学13チームが出場、13企業が参加】
第6回となる今回は12大学13チームが出場し13企業が参加しました。今回、当社は初参加で、一橋大学Aチームから取材を受けました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりオンラインでの取材となりましたが、学生の熱意に応えるべく、当社からはIR担当、PR担当、そして本コンテスト参加のきっかけとなった採用担当の4人で対応しました。通常、10月の抽選会で各大学サークルと企業の組み合わせが決まるのですが、参加企業不足により一橋大学Aチームは12月まで取材先企業が見つかりませんでした。2ヶ月という短期間(他チームの約半分の期間)ではありましたが、一橋大学Aチームは、IR資料を細部まで読み込み、深い洞察力で当社を研究してくれました。また、当社も企業概要やIR資料の読み込みだけでは知り得ない当社の強みや課題をエピソードを交えながら伝えました。結果、IR資料をもとにした分析はもちろんのこと、当社が大切にする創業の思い等にも触れたことが評価され準優勝となりました。
コンテストは昨年に続きオンライン開催となりましたが、各大学ともに学生ならではの視点でwithコロナ時代の企業戦略や分析により各社の魅力を発表しました。 当社は今後も、このような活動を通じて次世代を担う学生の育成に携わってまいりたいと考えております。
【発表資料の一部】
スライド24枚以内・発表時間10分という制約の中、プレゼン趣旨に沿って各社の株主になりたくなるようなプレゼンが行われました。以下は、当社を担当した一橋大学Aチームの発表資料の一部です。
【参加学生のコメント】
実際に取材をさせていただくことで、IR資料の向こう側には企業、そしてそこで働いている方々がいることを実感しました。資料だけではわからない創業理由の重要性や従業員同士の繋がりを学び発表に昇華出来たことは、コンテストを通じて得た大きな収穫だったと捉えています。今後のサークルでの銘柄分析では定量的な情報のみに頼らず、企業理念や現場の雰囲気などの定性的な情報も重視し、より多面的な分析ができるよう心がけていきます。
【当社IR担当の感想】
準備期間や発表時間が限られていた中で、当社のことを論理的に分かりやすくまとめていただき、IR資料作成や伝え方など、参考になる部分が多かったです。投資における企業分析は、公表されている財務資料などの定量的情報に偏りがちですが、取材で得た企業文化や価値観などの定性的情報を通して、企業法人の個性を表現されていた部分が特に良かったです。投資先の選定(投機ではなく)においては、定性的な情報を通じて、会社の魅力を伝えるという視点を、今後の業務に活かしていきたいと思います。(株式会社ウィル 財務チーム課長 大西 毅)
【第6回大学生対抗IRプレゼンコンテスト概要】
●開催日/2022年2月17日(木)
●会場/日本橋兜町「KABUTO ONE」より全国各地と結んでオンライン開催
●主催/学生投資連合USIC
●後援/株式会社日本取引所グループ、公益社団法人日本アナリスト協会、一般社団法人日本IR協議会
●協力/複眼経済塾株式会社、Hibiki Path Advisors Pte. Ltd.
●メディア協力/株式会社ストックボイス、株式会社産経デジタル
●会場協力/平和不動産株式会社
●参加上場企業 ※当日発表順
ライフネット生命保険株式会社、株式会社タナベ経営、三谷産業株式会社、PCI ホールディングス株式会社、株式会社シード、株式会社ディ・アイ・システム、日本工営株式会社、株式会社ウィル、株式会社日本取引所グループ、シナネンホールディングス株式会社、株式会社TAKARA&COMPANY、株式会社青山財産ネットワークス、武蔵精密工業株式会社(計13社)
●参加大学チーム ※当日発表順・サークル名省略
國學院大学、一橋大学B、同志社大学、高崎経済大学、愛知工業大学、小樽商科大学、西南学院大学、一橋大学A、慶應義塾大学、明治大学、北海道大学、東京大学、武蔵大学
(計12大学サークル13チーム)
●審査員/公益社団法人日本証券アナリスト協会・貝増眞氏、複眼経済塾株式会社・渡部清二氏
●審査項目/「企業紹介」「事業の強み」「事業リスク」「財務分析」「業界分析」「業績分析」「作成資料」「プレゼン姿勢」「コロナ対策」の 9 項目
●表彰/「優勝」「準優勝」「第3位」「審査員特別賞」を表彰
【大学生対抗IRプレゼンコンテストについて】
学生投資連合USICに所属する大学の各投資サークルが、上場企業の企業概要・成長の魅力を取材、研究して発表するイベント。本イベントは、第1回大会以来変わらず、学生が企業のIRの大切さを理解するとともに、そのプレゼンや分析能力を獲得することを通じて、日本の持続的な成長を願うものである。10月の抽選会で、各大学サークルと企業の組み合わせが抽選により決まる。2月の本大会までの期間内で、大学生が各企業の経営陣、IR・広報担当者に取材し、独自の発想の基、分析し資料を作成。約10分間に凝縮されたIRプレゼンテーションを行い、審査で上位校が表彰される。尚、新型コロナウイルス感染症拡大を踏まえ、今大会もオンラインでの開催となった。
【学生投資連合 USICについて】
学生投資連合USICは、2008年の創設以来、「日本を学生から金融大国に」というビジョンのもと、学生の金融リテラシー向上に取り組んでいる。主な活動内容は、国内外の金融関係企業と合同で開催する勉強会・セミナーの運営、学生向け金融・投資のフリーペーパー「SPOCK」(累計発行部数24万部)の発行、全国の上場企業・大学生を巻き込んで行う「IRプレゼンコンテスト」の主催。近年は、メディアでの発信に注力するほか、制度面への働きかけを通じて、若年層が投資しやすい環境づくりにも取り組んでいる。2021年12月現在、全国29大学のサークル・約1,100名が加盟し、日本最大規模の金融系学生団体となっている。