フェリス女学院大学(神奈川県横浜市/学長:荒井真)は今年4月、「学修サポートセンター」を開設した。これは、学生のリテラシー向上のための主体的な学修を支援・促進することを目的として、緑園キャンパス附属図書館内のラーニングコモンズエリアに設置されたもの。学生の論理的な文章表現力や説得的なプレゼンテーション能力、的確なリサーチ遂行能力の向上をはじめ、主体的な学修の促進に関する支援を行っていく。
フェリス女学院大学では、附属図書館のラーニングコモンズエリア開設に先立ち、「ラーニングコモンズ設置準備ワーキンググループ」を設置。場としてのラーニングコモンズ開設を計画することを主たる目的としつつも、その場を活かすための具体的な内容や運営面についても検討を重ねた。
2020年4月のラーニングコモンズ開設後は、「学修サポートセンター設置準備ワーキンググループ」がそれを引き継ぎ、学生の主体的な学修の支援・促進を目的とした、大学としてのサポートのあり方の検討を続けてきた。
その結果、新しく設置する「学修サポートセンター」では「学生の論理的な文章表現力の向上」「説得的なプレゼンテーション能力の向上」「的確なリサーチ遂行能力の向上」を中心に、主体的な学修の促進を支援することをコンセプトに掲げ、先ずはライティングサポートを中心として活動を開始することとした。
サポートの開始にあたっては、各学部・学科の授業科目でライティングの授業を担当している教員への実態調査を実施し、指導における課題を共有。一方、1~2年次の学生を対象としたアンケート調査を行い、学生のニーズも把握した上で、2021年度後期には、ラーニングコモンズ内のサポートデスクでライティングサポートを試行的に開始した。
試行では1回30分の対面での指導のほか、オンラインでの指導も実施。さらに実態に即した支援が実現できるよう、指導を受けた学生の感想や声を集めて開設の準備を進めた。
そして2022年4月、「学修サポートセンター」を開設し、ライティングサポートを本格稼働した。
同センターでは、2023年度に全学共通のライティングの授業科目を設置することを目指している。当面の間はライティングサポートを中心に活動し、今後はプレゼンテーションやリサーチ遂行能力の向上を始めとする学生の主体的な学修の促進に向けた支援体制をさらに整えていく。
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