■概要
マルハンは子会社を通じ、2022年3月31日付けで、STVVの株式の一部を譲り受けました。STVVのオーナー企業である合同会社DMM.comから第三者企業がSTVV株式を取得するのは、本件が初となります。日本の若き力の欧州での挑戦、さらには世界を目指すSTVVのビジョンをともに推進するパートナーとして、クラブの発展に寄与してまいります。
■背景と今後の展望
マルハンは、2006年より大分トリニータのスペシャルスポンサーを務めました。一方でSTVVのCEOである立石敬之氏は、1997年から大分トリニータでプレーし1999年には同クラブで現役を引退。その後は同クラブのU-18コーチ、サテライトコーチ(トップチーム)、ヘッドコーチを歴任されました。かつて日本のJリーグクラブで育んだフットボールへの熱き思いが、16年の時を経て欧州の地で再会を果たし、本取組の実現に至りました。
また、マルハン東日本カンパニーは新領域への投資、新規事業開発を積極的に行っており、2022年5月3日には銀座三越に「アートアクアリウム美術館 GINZA」をオープンします。本提携は多角的な事業参画、投資戦略の一つでもあります。
今後は、STVVジャパンブランチ(日本支社)とマルハン東日本カンパニーにおける人材交流、各拠点を活かした日本国内におけるリアルイベントの展開などを予定しています。その他に新規事業の共創など更なるシナジーを生み出したいと考えています。
■シント=トロイデンVV立石敬之 CEO コメント
「マルハンさんには、大分トリニータ時代から20年以上お世話になっており、この度、再びパートナーとして一緒に挑戦できることを光栄に思います。
チームは、2021-22シーズンを9位で終了し、終盤には9試合連続で負けなしを達成するなど、PO2進出まであと一歩と充実したシーズンを過ごせました。
来季に向けた準備を始める中、マルハンさんをパートナーとして迎え入れ、STVVファミリーの一員として来季から共に戦えることを楽しみにしております」
(略歴)
1969年福岡県北九州市生まれ。シント=トロイデンVV CEO、Jリーグ非常勤理事。
長崎・国見高で87年全国高校選手権優勝。東京ガス(当時)、大分トリニータでプレー。
引退後は大分トリニータコーチを経てFC東京強化部長及びGMを勤めた。
現在はベルギー現地でシント=トロイデンVVのクラブ経営を司る。
■株式会社マルハン 東日本カンパニー社長 韓 裕 コメント
マルハンでは草野球イベント、少年野球大会、社会人野球チーム、プロ野球・フィギュアスケート協賛、電動車イスサッカー、パラリンピック選手とスポーツの力を信じ、挑戦し続けるチーム、選手を支援して参りました。2006年大分トリニータスペシャルサポーターとして応援し、当時同チームの選手、コーチとして基盤を築いてこられた立石社長とこの度パートナーとして改めてご縁が出来たことに心から感謝しております。
STVVサポーター、スポンサーの皆様とチーム発展、世界へと挑戦する選手たちを応援して参ります。我々も新たなステージでの挑戦と新たな価値を創造し、皆様に提供出来るよう力を尽くして参ります。
(略歴)
1963年生まれ、京都府峰山町出身。京都商業高校進学後、3年夏に甲子園出場。準優勝に輝く。
法政大学卒業後、ホテル、ゴルフ、不動産事業を展開する企業を経て、90年マルハンに入社。
営業本部長として売上高1兆円企業への舵取り役を担う。
06年代表取締役副社長、08年代表取締役、21年東日本カンパニー社長就任。
■シント=トロイデンVV(STVV)とは
1924年創立のベルギー・プロ・リーグ1部に所属するサッカークラブ。 2017年11月に合同会社DMM.comが経営権を取得。2018年に元FC東京GMの立石敬之氏が最高経営責任者(CEO)に就任 。 5つの柱として、トップチームの強化・アカデミーの充実・新たな事業スキームの構築・スタジアムの拡充・IT導入による技術革新を掲げている。 シュミット・ダニエル選手(前所属ベガルタ仙台)、松原后選手(前所属清水エスパルス)、橋岡大樹選手(前所属浦和レッズ)、林大地選手(前所属サガン鳥栖)、原大智選手(前所属デポルティーボ・アラベス)、香川真司選手(前所属PAOKテッサロニキ)が所属。2020-21シーズンは勝ち点38の15位で終了した(10勝8分16敗/得失点-11/41得点52失点)