フェリス女学院大学(神奈川県横浜市 学長:荒井真)は2023年4月、現在2専攻体制(音楽芸術専攻・演奏専攻)の大学院音楽研究科を「音楽芸術専攻」1専攻体制に改編。高度に専門的な音楽分野の教育・研究を通して、より社会を意識し自らを積極的にアピールすることのできる音楽人の育成を目指す。カリキュラムは「音楽文化系」「音楽表現系」の2つを柱とし、各系統に5つの研究主題を設定。修了後は音楽教員・講師をはじめ、音楽事務所・劇場やメディア・放送業界、その他一般企業や海外留学などさまざまな進路が想定される。
新しい音楽芸術専攻は、2019年度にスタートした「新・音楽学部」の「社会とつながる学び」である10の専門ゼミの各分野をさらに深化専門化し、より高度な専門知識や表現技術を身につけることを目的としている。
各種PA(パフォーミング・アーツ)実技レッスンも充実させ、実技や実践に専門的に取り組み、研究できる環境を実現。音楽を自らの人生や社会におけるコミュニケーションツールとして活用でき、また音楽に限らずさまざまなビジネス・文化シーンで活躍できる人材を育成する。
修了後は、音楽教員・講師をはじめ、音楽事務所・劇場、IT業界、メディア・放送業界、その他一般企業などの就職先が見込まれる。また起業や海外留学によりさらに研鑽を積むなど音楽職業人として幅広く活躍することが期待される。
1.専攻の特徴
(1)高度に専門的な音楽分野の教育・研究をとおして、より社会を意識し自らを積極的にアピールすることのできる音楽人の育成を目的とする。
(2)時代の変化をいち早く取り込む柔軟性と修了後の音楽活動の土台となる科目を多彩に揃え、音楽を生かした就職にもつながる可能性を持たせている。
(3)教育・研究における内容の充実と質的向上を図る大学院PA(パフォーミング・アーツ)科目群を開設。MT(ミュージック・テクノロジー)ラボを含む各種PAにおける高度な実技レッスン・実践的な科目により演奏の実力・表現力を磨くことができる(履修するためには授業料とは別に実技料が必要)。
2.研究主題
カリキュラムは「音楽文化系」「音楽表現系」の2つを柱とし、各系統に5つの研究主題を設定。
【音楽文化系】
・音とメディアテクノロジー
・サウンドデザイン
・音楽ジャーナリズム
・ポピュラー音楽
・ミュージック・カルチャー&ビジネス
【音楽表現系】
・共演コミュニケーション
・舞台芸術
・作曲編曲
・音と映像
・音楽教育
※新「音楽研究科」特設サイトも公開。詳細は下記URLを参照。
https://www.ferris.ac.jp/departments/graduate-school/music/2023/
(関連記事)
・フェリス女学院大学が2019年4月に新しい「音楽学部」をスタート -- 「音楽芸術学科」1学科体制へと改編し、社会とつながる多彩な学びを実現(2018.03.26)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-39064.html
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