急速に拡大しているドローンの市場に早くから着目していたブルーイノベーション熊田社長は、大学発ベンチャーとして日本初となるドローンによる海岸モニタリングシステムを開発。2012年6月に同社の代表取締役社長に就任し、複数のドローンやロボットを遠隔・目視外で自動制御・連携させる独自のプラットフォーム「Blue Earth Platform(BEP)」を軸とするDXソリューションを展開。石油化学や製鉄、通信、電力、建設・土木など幅広分野にサービス提供しています。今回は、熊田氏に起業の経緯やドローンの市場、今後の展望などを伺いました。
https://keieishaterrace.jp/article/detail/19905/
■熊田 貴之氏のコメントを一部抜粋してご紹介
いま、各国が世界中のドローンベンチャーを誘致しています。弊社にもいろんな国から連絡が来ます。「我が国なら自由にやれる。投資もする。規制も緩くする」と各国で誘致を競争し合っています。海外では民間企業が事例を作り、後追いで法律ができる。国がビジネスにフィットさせるようにルールづくりしています。
一方、日本は国が初めにルールづくりをリードし、民間企業が参入する流れです。2025年に国際博覧会が開催され、ルールづくりは加速しています。この博覧会はこれからの空飛ぶクルマやドローン物流の前哨戦と言われているので、日本政府も研究費の投資を加速しています。その意味でも、追い風になっていると思います。
■プロフィール /ブルーイノベーション株式会社 代表取締役社長 熊田貴之氏
1976年埼玉県生まれ。工学博士(日本大学大学院理工学研究科博士課程修了)。
大学院時代、世界初となる「海岸地形と底質粒径の変化が予測できる数値計算モデル」を発表し、海岸環境コンサルタント事業を立ち上げる。日本初となるドローン・UASによる海岸モニタリングシステムを開発。
その後、ブルーイノベーションにおいてドローン・UASにより産業課題を解決するソリューション開発を進める一方、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の立ち上げに参画。ドローン操縦士や安全運航管理者など人材養成システムの確立、さらには法規制整備への取り組みなど、ドローン産業全体の発展に貢献。
現在は、複数のドローンやロボットを遠隔・目視外で自動制御・連携させる独自のソフトウェア・プラットフォーム「Blue Earth Platform(BEP)」を軸とするDXソリューションを、石油化学や製造、通信、電力など民官学問わず広く提供。モノ(ドローン・ロボット・モビリティなど)×AI×自動化による社会課題の解決と経済発展の両立、ならびに来るべき自律分散型社会の共通インフラ構築の実現に向け取り組んでいる。
■「イマ、ココ、注目社長」とは?
「イマ、ココ、注目社長!」では閉塞感ある日本を、新しいビジネス、これから真に求められるであろう事業で打破してくれる注目企業を発掘し、その経営者の素顔に迫ります。
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・なぜ、この事業を手がけようと思ったのか
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についての本音と原点となるキャリアヒストリー、経営におけるこだわり(特に人・組織側面)、そして今後に向けての想いや夢をお伺いしています!
インタビュアーはKEIEISHA TERRACE編集長であり自ら2万名超の経営者・経営幹部と対面してきた実績・実体験を持つ井上和幸です。本企画を通してこれから経営者を目指す方々やすでに経営者として活躍されている方々にキャリアや起業、組織づくり、経営者としての姿勢について、今活躍している経営者の等身大の情報をお届けします。また、この企業群の中から、明日のユニコーン企業が続々と誕生するであろうことを楽しみにしています。
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