札幌学院大学(北海道江別市、学長:河西 邦人)は、株式会社ビーマップ(本社:東京都千代田区、代表取締役:杉野文則、以下ビーマップ)と、総合グラウンドの弓道場・野球場周辺の無線LAN環境整備に向けて、ビーマップのミリ波(60GHz帯)長距離無線LAN製品「MLTG-CN LR」を使用した、寒冷地での長期的な通信試験を実施いたします。
札幌学院大学では、学生からの要望により総合グラウンドの無線LAN環境整備を行ってきました。そのなかで、弓道場および野球場周辺は、総合グラウンド内ですでにLANが敷設されている建物と距離があり、従来の方法により回線確保を行うには、相当な導入コストが見込まれるため、代替え手段の検討を進めてまいりました。
この検討の過程において、近年ミリ波と呼ばれる30GHz帯から300GHz帯の電波を使用する通信機器において、比較的安価(数十万円)でかつ電波法の届出・免許が不要で運用でき、伝送速度・遅延共に有線LAN/光ファイバに匹敵する性能を持つ製品が出てきていることから、整備事業実施を念頭に情報収集していたところ、ビーマップより今回の通信試験に関する協力の申し出があり、この度ビーマップのミリ波長距離無線LAN製品「MLTG-CN LR」を使用した、寒冷地での長期的な通信試験に至りました。
▼通信試験の概要
今回の通信試験はビーマップの「MLTG-CN LR」(2台)を札幌学院大学の江別キャンパスG館(8階建て)の屋上と、そこから700m離れた総合グラウンド内の体育センターの屋上(2階建て)に設置し、本学のような降雪地帯において冬季の降雪時にも当該システムによるサービス提供が安定して行えるのかを検証することを目的として、本年11月から翌4月まで実施いたします。
なお、試験中の設備を利用した4Kネットワークカメラによるライブ動画を、Youtubeチャンネルにて配信しています。
https://www.youtube.com/%40sgu_computercenter
札幌学院大学は、今回の通信試験の結果を踏まえ、学内ネットワークの一部としてビーマップの「MLTG-CN LR」の採用を検討します。
札幌学院大学のキャンパスの環境は冬季の降雪地での実験に適しており、技術的可能性は十分に有しているものの、同種の長期検証が行われた事例はあまりありません。このような先進的な技術で、冬季の降雪地でも遠隔拠点に無線LANアクセスポイントを設置できることが実証できれば、本学だけではなく世界中の幅広い事業者において、様々な個所への設置に応用されることが期待できると思われます。
■「MLTG-CN LR」について
Terragraphに準拠した長距離クライアントノード。パラボラアンテナを搭載することで、長距離通信を可能にしたモデル。MLTG-360(分散ノード)との通信距離は700m。「MLTG-CN LR」対向で1kmの通信が可能。
製品サイト:
https://www.wi-fi.bemap.co.jp/
Terragraph公式サイト:
https://terragraph.com/
メーカー公式サイト:
https://wifi.edge-core.com/products/wireless-backhaul
製品に関するお問い合わせ先
株式会社ビーマップ 事業推進本部 ワイヤレス・イノベーション事業部
電話: 03-5297-2263
お問い合せフォーム:
https://www.bemap.co.jp/contact/contact.php
▼本件に関する問い合わせ先
札幌学院大学広報入試課広報係
住所:北海道江別市文京台11番地
TEL:011-386-8111
メール:kouhou@ims.sgu.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/