東洋学園大学(本部:文京区本郷 理事長:愛知太郎)現代経営学部の本庄ゼミ(担当:本庄加代子)では、2月19日の「フェムテックを学ぶ日」を前に、一般社団法人日本フェムテック協会(代表理事:山田奈央子・関口由紀)と共催し「大学生男女が学ぶ、フェムテック・ワークショップ講座」 を実施します。本講座では、「フェムテック」の商品を囲みながら、「性と健康」について大学生が男女別け隔てなく議論します。大学生が社会に出た際に、「生理やPMS(月経前症候群)」に対する女性の我慢だけではなく、男性の戸惑いの現状をも理解し、相互理解と性別を超えた働きやすい環境づくり、社会全体の生産性を考えることを目的としています。
■ 大学生は、就職後のセルフマネジメントや20代の予期せぬ人生への備えを。
大学生と社会人では、セルフマネジメントの考え方に大きなギャップがあります。職業人として給与をもらう立場になると簡単には休憩できず、体調を整え仕事を続ける必要性が出てきます。特に女性は、PMSや生理に悩まされ、月の1/3程度は、思うように能力が発揮できない場合もあります。女性の健康にとって重要な生理ですが、公然と言葉にするのは憚られたりします。そのような時は、自己の積極的な健康管理はもちろん、同僚や上司の理解が重要になります。
さらに長い目でみれば、大学生の就職の先には、結婚や出産といった計画や予想しづらい大きなライフイベントが待ち構えており、日本人の平均初婚年齢や初産年齢からみると、大学卒業後の約10年間は、キャリアアップだけではなく、結婚や出産、育児といった健康管理が欠かせない大切な時期になります。しかし、その備えについての知識や自覚のある大学生は少ないでしょう。
■ 働く女性は生理の問題を抱え込む。一方で対応に困った男性6割。
本学の本庄加代子准教授が行った20代男女を対象にした調査(注1)によると、20代女性の働く意欲は総じて高いものの、生理やPMSによる生産性の低下を感じている人が82%でした。しかし、生理を仕事の言い訳にたくない人(67%)や休むことに抵抗がある人(72%)など、約7割の女性が我慢しています。一方で、男性も女性の不調への対応に困った経験がある人が6割(58%)となり、女性の体調を理解したいと思っている人が全体の7割(74%)を超えました。このような結果から、男女が共に働く社会全体の生産性を上げていくためには、「性と健康」に関する正しい情報をよりオープンに男女が共有することで、正しい対処、環境づくり、ひいては男女共に生産性の向上に繋がると考えられ、本講座を開催します。
【開催概要】
テーマ:大学生男女が学ぶ、フェムテック・ワークショップ講座
日時:2023年2月10日(金)14:00~16:00
会場:東洋学園大学 フェニックスホール(東京都文京区本郷1‐26‐3)
Webページ:
https://www.tyg.jp/events/detail.html?id=15118
対象:大学生男女 (一般募集枠20名、 実施予定人数:約50名)
費用:無料
主催:・東洋学園大学 現代経営学部 本庄ゼミ・一般社団法人日本フェムテック協会
協力:文京学院大学 経営学部 馬渡ゼミ (文京学院大学との大学間連携の一貫として実施)
申込方法:下記申込フォームよりお申し込みください。
申込フォーム:
https://forms.gle/kTjZBBvFK2RhWmTV7
申込期間:2023年1月13日(金)~2月3日(金)
※お申込みは先着順で、期間内であっても、定員になり次第、締め切ります。
【当日の主なプログラム(予定)】
1 講演・調査報告:「しなやかに働くために、大学生がフェムテックを学ぶ意義」(講師:本庄加代子氏)
2 講演:「フェムテック・ヘルスリテラシーの基本講座」(講師:山田奈央子氏)
日本フェムテック協会認定資格3級のトライアル
フェムテック製品のご紹介
3 学生の意見交換と体験ワークショップ
【講師プロフィール】
■一般社団法人日本フェムテック協会 代表理事 山田 奈央子氏
大手下着メーカーで下着の企画・開発を行った後、世界初の下着コンシェルジュとして独立。株式会社シルキースタイルを設立し、女性特有のお悩みに寄り添ったインナー、コスメ、健康雑貨などの商品企画開発を17年間行う。2021年に、医師、経済人、医療ジャーナリスト、キャリアコンサルタントらと共に(一社)日本フェムテック協会を設立。代表理事として女性特有のゆらぎに寄り添うためのウィメンズヘルスリテラシーの重要さを雑誌・TV・企業・行政などで周知する活動をしている。2男の母。
■東洋学園大学 現代経営学部 准教授 本庄 加代子氏
慶應義塾大学大学院修士課程修了、神戸大学大学院博士課程満期退学。コンサルティング会社での管理職をしながら、出産・育児を経験。長年、ブランド構築、商品開発、CSR戦略、パーパス、広報PRなど企業のマーケティングに関する課題解決に従事。ビジネススクールにて、女性のためのマーケティング講座や企業・協会等での講演歴が多数。現在も企業のコンサルティングにも従事し、職場での女性の働き方や、その評価に関する現場の苦悩、男女の管理上のリアルな問題に向き合うことも多い。
専門は、経営学、ブランド構築、マーケティング戦略。
注1)
【調査テーマ】「仕事と女性の健康に対する男女の意識調査」
【調査期間】2022年12月26日(月)~2022年12月27日(火)
【調査方法】インターネット調査
【調査対象】20代の大学生社会人(男女)
【調査人数】826ss(全体)(大学生(男)109s、大学生(女)154s、社会人(男)234s、社会人(女)329s)
【モニター提供元】フリージー
【調査設計・実施】東洋学園大学現代経営学部 本庄加代子
【会場アクセス】
・東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目」駅 徒歩4分
・都営大江戸線「本郷三丁目」駅 徒歩6分
・都営三田線「水道橋」駅 A6出口 徒歩3分
・JR総武線「水道橋」駅 東口 徒歩7分
・東京メトロ丸ノ内線/南北線「後楽園」駅 徒歩7分
・コミュニティバスBーぐる「東洋学園大学前」 バス停すぐ
▼本件に関する問い合わせ先
東洋学園大学 広報室
(木村・清水)
住所:文京区本郷1-26-3
TEL:03-3811-1783
FAX:03-3811-5176
メール:koho@of.tyg.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/