昭和女子大学(理事長・総長:坂東眞理子/東京都世田谷区)の現代ビジネス研究所「鶴岡再発見!プロジェクト」が、東京大学が主催するビジネスコンテスト「チャレンジオープンガバナンス(COG)2022」において、オンライン視聴者賞で金賞を受賞しました。
COGは、各自治体がエントリーした課題の解決策につながる社会的な活動のアイデアを競う今年度で5回目となるコンテストです。応募総数約60チームの中から、本学の「鶴岡再発見!プロジェクト」チームはファイナリスト(12チーム)として、3月5日(日)の最終公開審査に参加し、オンラインでの視聴者投票の結果、金賞を受賞しました。
■ チャレンジオープンガバナンス(COG)2022
https://park.itc.u-tokyo.ac.jp/padit/cog2022/
「鶴岡再発見!プロジェクト」のメンバーは2022年8月に鶴岡市を訪問し、そこで感じた課題をもとに鶴岡市在住の中高生と、鶴岡市に観光に訪れる外国人をつなぐシステム作りを行うビジネスプランを考えてきました。学生が感じた課題とは、「鶴岡市の認知度の低さ」「観光資源は多いが、言語サポートが不十分で外国人観光客が訪れた際に十分に巡ることができない点」「次世代を担う地域の若者の多文化交流の機会が少ない点」です。これらを解決するために自治体や地域の企業・中高生と協働し、外国人観光客を誘致し、鶴岡市の魅力を体感してもらう仕組みを作る提案を行いました。鶴岡市に住む地元の中高生がガイドを行うことで、鶴岡市の良さを再発見することに繋がること、外国人観光客との交流を通して多文化交流の機会も創出できることなどの利点もあります。
現在、関係団体とのミーティングやHP制作等の準備を進めており、2023年度の試験運用に向けて動き出しています。春頃にはガイドを担う高校生の募集開始、HPの開設に加え、試験段階では昭和女子大学の敷地内にあるテンプル大学ジャパンキャンパスの学生を対象に参加者を募る予定です。
昭和女子大学×山形県鶴岡市「鶴岡再発見!プロジェクト」とは
本学と山形県鶴岡市は、2019年7月に包括連携協定を結びました。鶴岡市は、山・海・里・城下町からなり、歴史に育まれた豊かな日本の伝統文化を凝縮する場である一方で、世界のバイオサイエンス分野の牽引によるベンチャー企業と地域主導の新しいモデルでもあるユネスコ食文化創造都市です。鶴岡市と協働して新たな社会的価値を見出し、移住や就職だけではなく、関係人口の増大を含む観点で若者を鶴岡市に呼び込むためのビジネスプラン策定に取り組んでいます。昭和女子大学では、社会の課題解決に取り組む「プロジェクト型学修」によって学生の自主性や社会性を育成しています。地方自治体と直接連携することで地域の課題を発見し、地元の事情に寄り添った解決策の提案を目指していきます。
▼本件に関する問い合わせ先
昭和女子大学 広報部
TEL:03-3411-6597
メール:kouhou@swu.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/