管理者が利用規約に同意すると、GitHub Copilot Chat ベータ版の使用開始に役立つ詳細なインストール手順が、組織内のすべてのユーザーにメールで通知されます。
コンテキストがもつパワー
GitHub Copilot Chatでは、開発者が入力したコードや表示されているエラーメッセージを、コンテキストに沿って認識できます。汎用的な生成AIのチャットアシスタントとは異なり、GitHub Copilot Chatは開発者向けに設計されており、IDEに完全に適合します。すなわち、汎用的な機能を活用し、コンテキストに沿って開発者の環境を確認することができます。
これらはすべて、開発者をワークフロー内に留めておくために設計されています。しかし、この20年間で言語、クラウドコンピューティング、プログラミングフレームワーク、CI/CDワークフロー、オープンソースソフトウェア、パッケージマネージャー、サービスなどが爆発的に増加する中、開発者をワークフロー内に留めておくことは、非常に難しくなっています。
今日の開発者は、これまで以上に多くのものを作ることができますが、APIへの接続方法や新規データベースの使用方法を調べたり、同僚が何を達成しようとしていたのかを理解するために、ドキュメントや検索結果を探し回る時間が、日々増加しています。
この傾向ついては調査でも証明されています。Stack Overflowが実施した2023年開発者調査(
https://survey.stackoverflow.co/2023/#section-productivity-impacts-daily-time-spent-searching-for-answers-solutions)によると、開発者の63%が「答えやソリューションを探すのに少なくとも1日30分、多いときは2時間を費やしている」と回答しています。つまり、開発者は顧客のために創造性を発揮したり、新しいソリューションを革新したりするための時間を削がれているのです。
GitHubは、開発者が最も重要な「次に開発するもの」に時間を費やせるよう支援したいと考えています。この取り組みは、GitHub CopilotがIDE内でコードの提案を提供することから始まりましたが、現在では、GitHub Copilot Chatを使用して、開発者はコード提案を取得するだけでなく、質問をしたり、説明を受けたり、コードのプロンプトを提供したりすることができます。つまり、開発者はIDE内で、そしてワークフローの中でより多くの時間を過ごすようになっています。
GitHub Copilot for BusinessにVS CodeとVisual Studio用のGitHub Copilot Chatベータ版を追加
GitHub Copilot Chatは、ただのチャットウィンドウではありません。開発者が入力したコードや表示されているエラーメッセージを認識でき、IDEに深く組み込まれています。代表的な機能は、次のとおりです。