【京都産業大学】京都を流れる鴨川、高瀬川、桂川など近世の河川絵図28点を展示した「京の河川絵図~水とくらし~」を開催



京都産業大学ギャラリーでは、京都産業大学図書館所蔵の江戸時代を中心とした京都の河川絵図を展示する企画展を開催。京都を流れる鴨川、高瀬川、桂川など28点の資料によって「京都の人々と河川の関わり」を感じることができる貴重な機会となった。関連して河川絵図を解説する講演会(全2回)も開催された。




近世の河川絵図は単に風景を描いたものではなく、河川交通、生活用水、水害の発生と治水など、人々の暮らしと河川との関りが見える貴重な資料である。京都産業大学図書館は京都をはじめとする河川絵図を収集・保存しており、その中から江戸時代を中心とした京都を流れる鴨川、高瀬川、桂川などの河川絵図を展示した。
さらに上賀茂神社所蔵の重要文化財「柊原村深泥池村并神社境内絵図」を前期に、「御所御用水路絵図」を後期に展示した。(前期と後期で他にも展示物を一部入れ替え)

また、関連する2回の講演会を開催した。6月10日(土)は自然地理学がご専門の佛教大学 植村善博名誉教授が宇治川の水害と破堤、近世から近代の巨椋池の変遷と水位の変化について、絵地図や空中写真などの資料を用いて解説され、参加者からは「絵図の見方が変わった」、「治水の大切さがわかった」などの感想が寄せられた。
7月2日(日)は京都産業大学 鈴木康久教授が河川絵図の読み解き方を初めて見る方にもわかりやすく説明。参加者からは「絵図から色々な物事が読み解けることがわかった」、「資料を用いた講演がわかりやすく、理解が進んだ」などの声が聞かれた。

むすんで、うみだす。  上賀茂・神山 京都産業大学

<関連リンク>
・第27回企画展「京の河川絵図~水とくらし~」(2023年5月22日~7月8日)
 https://www.kyoto-su.ac.jp/events/20230420_869_ezu.html
・講演会「絵図が語る近世宇治川の水害と巨椋池の変遷」を開催しました
 https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20230610_869_ezuoguraike.html
・講演会「江戸期の絵図で読み解く「川と暮らし」~鴨川、桂川、宇治川を中心に~」を開催しました
 https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20230702_869_edoezu.html


▼本件に関する問い合わせ先
京都産業大学 広報部
住所:〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
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FAX:075-705-1987
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