学校法人立命館は、NEDO助成事業「産業DXのためのデジタルインフラ整備事業/人・ロボット・システムを有機的に統合するスマートビル基盤に関する研究開発」(事業・プロジェクト概要
https://www.nedo.go.jp/koubo/IT3_100281.html)に採択されました。採択を受け、大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市、以下OIC)の建物をスマートビル実証基盤として整備し、人・モビリティなどのデータを統合した新サービスの創出が実現できるデータ連携基盤の構築を目指します。
本件のポイント
■ キャンパスでスマートビル実証、さまざまなデータの収集・利活用を実施
■ キャンパスに滞在している人やさまざまなモビリティ情報をデータ連携基盤上に統合
■ 企業・自治体とのデータ連携を視野に入れた新サービスの創出
急速なデジタル化が進む一方で、データ連携を円滑に行うことができるデジタル基盤の構築や、さまざまなシステムを連携するにあたっての安全性や信頼性の向上が課題となっています。
本事業では、OICで建設中の新棟をスマートビル仕様として、IoT・AI・ロボットなどの先端的技術が多様なモビリティやサービスとの連携が可能となるようなデータ連携基盤システムの開発およびその有効性検証を行います。企業・自治体との連携を視野に入れ、人々が多様な目的のもとに集う複数のビルが立地するOICを「社会の縮図」に見立てた実証実験を進め、オープンイノベーションを促進するリビングラボを創出します。
具体的には、社会でもルールが定まっていないスマートビルの運営・利活用の標準ルールの策定、企業・自治体が抱える社会課題をキャンパス内で実証、スマートビルで抽出されるさまざまなデータを利活用したサービス実証などを推進します。社会において先行的に実証が進んでいるエネルギーマネジメントの分野に加え、警備・清掃・施設管理の最適運用や飲食、部屋管理など、建物・人・ロボットの稼働データを組み合わせ、個別利用者に応じたビルサービスの提供や新サービス創出を目指します。
【OICで建設中の新棟について】
2015年4月に開設したOICは、キャンパスを実験・研究・実践の場として位置づけ、進化を続けるイノベーション創発キャンパスとして誕生しました。OICのコンセプトを拡張する新展開として、2024年4月、OICに地上9階建ての新棟を建設し、最先端技術を駆使して学生たちの創造性を拡張する「TRY FIELD」の実現に向け準備を進めています。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人立命館広報課
名和
TEL:075-813-8300
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/